ジャーナリストを民間の通信アプリのチャットに招待し、そこで軍事機密情報が共有されていたことが暴露されるきっかけを作った米国のマイク・ウォルツ国家安全保障担当大統領補佐官が、事実上更迭されました。
トランプ氏、補佐官を事実上更迭し国連大使に 国務長官が補佐官兼務 https://t.co/YIkPVm3iRz
トランプ米大統領は1日、ウォルツ国家安全保障担当補佐官(NSA)を国連大使に指名するという異例の人事を発表した。
— 朝日新聞国際報道部 (@asahi_kokusai) May 1, 2025
ウォルツ氏は国連大使に「栄転」する見込みです。ウォルツ氏の後任が決まる間は、ルビオ国務長官が安保補佐官を兼任する予定です。
ウォルツが国連大使にスライドで、ルビオが国家安全保障担当大統領補佐官兼務。兼務多い。 https://t.co/oKqPGwPZ5c
— Tsuyoshi Goroku (@t_gordau) May 1, 2025

トランプ大統領とウォルツ補佐官 ウォルツ氏インスタグラムより
米国の報道によると、ウォルツ氏はトランプ氏が望む以上に「タカ派」的な政策を推進していたため、政権内部で煙たがられていたようです。そもそも何で任命されたのでしょうか?
"most of Mr. Trump’s advisers had already viewed [Waltz] as too hawkish to work for a president who campaigned as a skeptic of American intervention and is eager to reach a nuclear deal with Iran and normalize relations with Russia." https://t.co/WK45GNuxPN
— Justin Logan (@JustinTLogan) May 1, 2025
「トランプ氏の顧問のほとんどは、アメリカの介入に懐疑的だと選挙運動で発言し、イランとの核合意やロシアとの関係正常化を熱望する大統領の下で働くには、ウォルツ氏は強硬すぎるとすでに考えていた。」
ウォルツ氏はトランプ政権内でも屈指の対中強硬派と見なされ、日本との関係を重視していました。そのため、同氏の退任によって日本の安全保障政策に影響が及ぶ可能性があります。
ワシントンではカウントダウンと言われていました。日米同盟の重要性を理解している要人の更迭は日本にとっては痛手。
トランプ氏、ウォルツ大統領補佐官を解任 日本の安保政策に影響:日本経済新聞https://t.co/Dpm8jG3SeR— 峯村 健司 / Kenji Minemuraニッポン放送「インテリジェンスワールド」5月3日放送! (@kenji_minemura) May 1, 2025
ウォルツ氏の後任には、トランプ氏の長年の友人であり、不動産王のスティーブ・ウィトコフ中東大使が検討されています。

スティーブ・ウィトコフ氏 Wikipediaより
果たしてウィトコフ氏は、省庁間の利害を調整しながら米国の安全保障政策の形成に寄与するという重要な役割を果たせるのでしょうか?
🚨BREAKING: Steve Witkoff is reportedly a candidate to replace Mike Waltz as National Security Advisor, per CNN.
— NBN (@NunyaBizNews) May 1, 2025
速報:CNNによると、スティーブ・ウィトコフがマイク・ウォルツの後任として国家安全保障担当大統領補佐官の候補になっているとのこと。