ジャーナリストを民間の通信アプリのチャットに招待し、そこで軍事機密情報が共有されていたことが暴露されるきっかけを作った米国のマイク・ウォルツ国家安全保障担当大統領補佐官が、事実上更迭されました。
ウォルツ氏は国連大使に「栄転」する見込みです。ウォルツ氏の後任が決まる間は、ルビオ国務長官が安保補佐官を兼任する予定です。
トランプ大統領とウォルツ補佐官 ウォルツ氏インスタグラムより
米国の報道によると、ウォルツ氏はトランプ氏が望む以上に「タカ派」的な政策を推進していたため、政権内部で煙たがられていたようです。そもそも何で任命されたのでしょうか?
「トランプ氏の顧問のほとんどは、アメリカの介入に懐疑的だと選挙運動で発言し、イランとの核合意やロシアとの関係正常化を熱望する大統領の下で働くには、ウォルツ氏は強硬すぎるとすでに考えていた。」
ウォルツ氏はトランプ政権内でも屈指の対中強硬派と見なされ、日本との関係を重視していました。そのため、同氏の退任によって日本の安全保障政策に影響が及ぶ可能性があります。
ウォルツ氏の後任には、トランプ氏の長年の友人であり、不動産王のスティーブ・ウィトコフ中東大使が検討されています。
スティーブ・ウィトコフ氏 Wikipediaより
果たしてウィトコフ氏は、省庁間の利害を調整しながら米国の安全保障政策の形成に寄与するという重要な役割を果たせるのでしょうか?
https://twitter.com/NunyaBizNews/status/1918035493247209514
速報:CNNによると、スティーブ・ウィトコフがマイク・ウォルツの後任として国家安全保障担当大統領補佐官の候補になっているとのこと。