顔は変えられないけど身体はルイ・ヴィトンになれる

「ルイ・ヴィトンとしまむら」という対極のブランドを使った画像(写真)がSNSでバズっています。金にものを言わせて高級ブランドで固めたセンスの悪い人を痛烈に皮肉っているのがウケている要因のようです。

私もブランド品は結構愛用している方だと思いますが、全身を1つのブランドで固めたりはしません。コーディネートのセンスが問われると思っているからです。

せっかくの高級ブランドなのにディスプレイのマネキン人形のようにフィット感がまったくなく、残念ながらそのブランドにそぐわない人というのは結構多いのです。

逆に、イケメンであれば何を着ても恰好良く見えるのも事実です。写真を見ているとしまむらの服がブランド品に見えて、ルイ・ヴィトンの服が新興国の屋台で売っているパチモンに見えてくるから不思議です。

ブランド品を品良く着こなすには顔がイケていることが大事なのは事実ですが、残念ながら顔は努力しても改善できる範囲には限界があります。整形でもしない限り、ブサメンがイケメンになることはできません。

しかし、身体は違います。食生活を節制しストイックにトレーニングして鍛えていけば、ルイ・ヴィトンの身体に変えることができるのです。

顔は神様から授けられたものであって自分で何とかできるものではありません。でも身体は自分がコントロールできるもの。後はやるかやらないかです。

しまむらの顔はルイ・ヴィトンには変えられないけど、しまむらの身体はルイ・ヴィトンになれるということです。

なかやまきんに君になれとは言いませんが、少なくともそれなりのブランド品をセンス良く身に着けたいなら、少なくとも身体は「脱しまむら」すべきです。

私はブランド品をジャラジャラ付けた小太りなおっさんにはなりたくありません。それよりは締まった体型でユニクロやGUを着こなすおっさんになりたいと思います。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年6月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。