きょうはBBCの記事から。
【アメリカ、イランによるホルムズ海峡封鎖の阻止を中国に要請】
アメリカのマルコ・ルビオ国務長官は22日、世界で最も重要な海路の一つであるホルムズ海峡をイランに封鎖させないよう、中国に対応を呼びかけた。
ホルムズ海峡をめぐっては、イランの議会が封鎖計画を承認したと、同国国営のプレスTVが報じている。ただし、最終決定権は国家安全保障最高評議会にあると伝えている。
石油の輸送路が封鎖され、供給が途絶えれば、経済に深刻な影響が及ぶとみられる。とりわけ中国は、イランの石油の世界最大の買い手で、同国との関係も密接なことから、影響は大きいと考えられる。
アメリカがイランの核関連施設を攻撃したことで、原油価格は急騰している。指標となるブレント原油価格は、過去5カ月で最高値となっている。
~以下省略~(2025/6/23 BBC)
イランの原油輸出先トップが中国です。
また中国の石油備蓄はせいぜい1.5ヶ月分と言われており、イランによるホルムズ海峡封鎖で一番影響を受けるのはおそらく中国となる構図になっています。
最大の受益者が中共ですからこれを言うのは別に間違っていないのですよね。
その後にトランプの圧力によって一時停戦にはなったようなのでそこはトランプの圧力外交と核兵器開発のための濃縮器が相当数影響を受けた事がイランにとっても大きかったのかもしれません。
まぁ、そんな話なんてぶっ飛ぶくらいの失態をやらかしたわけですが。
【「外交センス疑われる」首相のNATO会議欠席に自民内も「みっともない…」「チグハグ」】
石破茂首相は24日にオランダで開幕する北大西洋条約機構(NATO)首脳会議への出席を中止した。政府関係者によると、トランプ米大統領が出席を見送る公算が大きいためというが、トランプ氏は急遽(きゅうきょ)出席を決めた。米軍がイランの核施設を攻撃するなど中東情勢が混迷する中、同志国と連携を深めて日本の立ち位置を示す機会だっただけに、自民党内からチグハグな対応を疑問視する声が上がっている。
「日本の立ち位置を示し、同志国と戦略的利益を得ていくための、心合わせの場だったはずだ。堂々と参加すべきだった。欠席となると外交センスを疑われてしまう」
自民の長尾敬元衆院議員は産経新聞の取材にこう述べ、首相のNATO首脳会議欠席に苦言を呈した。
NATO首脳会議に合わせて米国は日本や韓国、オーストラリアなどを招待して特別会合を開く予定だったが、韓国やオーストラリアは出席見送りを表明。首相も特別会合の出席がオランダ訪問の「メイン」だったと記者団に語っていた。
長尾氏は「会議だけが仕事ではない。(各国首脳らと)人間関係を構築することも総理としての仕事のはずだ。欠席は職務放棄でしかない」と疑問を呈した。
同党の山田宏参院議員もX(旧ツイッター)で「このチグハグがわが国の災難になりかねない。何をしているのか」と書き込んだ。
東京の党地方議員も、突然の首相のNATO首脳会議不参加の報に接し「首相を辞任するのかと思った」と述べ、緊迫する中東情勢を念頭に「(不参加は)政治センスがないし、みっともない」と漏らす。
石破首相を巡っては、安全保障を得意分野と自負してきた経緯がある。
旧石破派(水月会)のベテラン議員は、「もう少し石破さんらしさを出した方がいいと思うが…」と苦笑いを浮かべた。
日本の首相によるNATO首脳会合出席を巡っては、岸田文雄首相が2022年に初めて招待され、石破首相も4年連続で出席する予定だった。(奥原慎平)
(2025/6/24 産経新聞)
選挙対策に専念したいシングルタスク(典型的無能)なので見送ったのか、トランプと会うことだけがNATOの目的だと思っているのか、トランプが無茶苦茶やってるからトランプに言われて余計な言質を取られないように逃げたのか、国民の生活より財務キャリア様の利権が最優先の岸田に配慮してGDP比5%に防衛費を上げろと言われないように欠席したのか、いったい何が理由でNATO出席を見送ったのかはわかりません。
ただ、人様に胸を張って説明できない程度の理由でNATOからの招待を蹴って欠席することを選んだのでしょう。
仮にトランプ大統領が欠席するだろうからと招待を蹴って欠席したのなら石破茂とその側近達は本物の○カしか居ないと断言できます。
トランプ大統領は破天荒に見えますが、外交においてのプロトコルというのはしっかり重視する人間です。
今回はオランダ国王が招待を出していました。
トランプ大統領はそうした国際上の儀礼的なものはしっかり押さえてきた人物です。
ですので本当に深刻な理由がない限り欠席などと言う判断はありえません。
トランプが欠席するだろうからNATO行く価値無しなどという判断したとするのなら石破とその周囲を固めている人間達はド素人集団と言われる話です。
また、トランプと会えないからNATO行く価値無しなんて判断も間違っています。
産経の記事では旧石破派のベテラン議員の発言として「もう少し石破さんらしさを出した方がいい」というコメントを載せていますが、この石破派のベテラン議員はきっと相当に頭が悪くて石破茂という人間をまったく見ていないで生きてきたんだと思います。
石破茂は自分以外に興味がなく、相手がどう考えるか理解できない人間です。
だから平気で仲間を後ろから撃ちまくるし、平気で何度も裏切る事ができるのです。
マスゴミが自民党の派閥だけを批判したらそれに乗っかって自分は派閥を抜けて良い子アピールしてマスゴミに持ち上げてもらって悦に入る。
ところが総裁選に出るためには派閥を作って自分を推薦してくれる人間を20人は押さえておかないといけないことに気付いて後から石破派を作ったりしたような人です。
さらに「石破らしさ」が発揮されたのは派閥を作った後です。
「派閥の子分達は無条件に俺様を支えるものであるはずだ」としか思っていなかったらしく、派閥を作ったらそれでおしまいで派閥の会合にすら出席しないのが当たり前でした。
さすがにそれは不味いので側近達が説得してようやく渋々ながら派閥の会合にも顔を出すようになった程度です。
石破茂は自分にしか興味がないのは相変わらずで、派閥の子分達に大臣ポストを取ってくるとか、派閥の子分達を守ろうとするとか、そういうことは一切しないまま派閥の活動がフェードアウトして解散しました。
他国の首脳達が集まる場であっても、自分だけ椅子に座ったままスマホを見たりしているだけで他の人達と関わろうとしなかったりをくり返しているのは人の助言をちゃんと聞き入れて改善させる能力がなく、やっぱり自分にしか興味が無い人間だからと言うしかありません。
トランプと会えないっぽいから招待されてるけど蹴って欠席しとく。
というような判断だったとしたらむしろこれこそ「石破茂らしさ」です。
「トランプが無茶苦茶やってるから巻き込まれないように逃げた」という説だった場合は深刻です。
そんなので逃げ回ったところでそのツケを背負わされるのは石破1人ではなく日本全体なんですよ。
ただでさえ石破茂はこれまでずっと裏切り、逃げてきた男です。
総理になりたい野望だけは隠さないでいましたが、2009年に自民党が選挙に大敗して下野すると、火中の栗を拾って苦労する事から逃げようと石破茂は総裁選に出ないで見送る選択をしました。
マスゴミの全力の応援をもってしても国民から目の敵にされていた民主党政権末期になると、確実に総理になれると考えて総裁選に出てくる。
本人としてはうまく立ち回っているつもりなのかもしれませんが、本当に大変な時に逃げ癖のある人間が責任ある立場で立派な仕事を残すことなんてできません。
自分にしか興味がなく、都合の悪い事実からは逃げて、美味しいところだけ欲しい。
党内ニートをやってきたあの人は自己評価だけは高いのでしょうが、ひたすら逃げ、裏切り続けて来た政治家人生の集大成が今の無策、無知、無責任の三無主義政治なのだろうと思います。
あるのは様々な苦労を自力で乗り越えてきた安倍晋三という大宰相の名声に対する嫉妬心。
嫉妬するのなら正しく嫉妬して自己を磨く努力をすべきです。
そうでないのなら上手くやっていた部分は真似すればいいのです。
冷静に彼我を比べ、自らの劣る部分を認め受け入れて「ではどうしようか」と考えるべきなのですが、プライドばっかり高いものだから、不必要に嫉妬してなんの知識もなく反安倍をやって、岸田文雄政権から石破茂政権の二代で安倍総理の時に自民を支持していた若者層のほとんどを失いました。
そして慌ててやっていることは「住民税非課税世帯にお金をばらまく」という高齢層の票をなんとか買おうとする政策。
これを毎年やっています。
失敗だったら失敗だったと認めて軌道修正すればいいのですが、ダメな人ほど自らの失敗を認めないためになおのこと他者に責任を見出し続けようとするのでしょう。
特に石破茂には周りにそうした助言をしてくれる本当の意味での側近と呼べる人間がいないのでしょう。
また苦言をしてくれる人間を自分のそばには置かないという事でもあるのでしょう。
嫌なことはなるべく遠ざけておきたいのは人間の性ですからね。
彼が頼みの綱に最側近の赤澤を関税交渉の担当者にしましたが、もう7度も行ったり来たりしてなんの成果もないようです。
本当になんとかするのなら実務者レベルでの協議に移っていなきゃおかしい段階なのですが、成果が無いのでなおさら渡航してがんばっているアピールを繰り返しているのかもしれません。
肝心のボスである石破茂総理が引き籠もりを発動しているんですから、赤澤議員1人がんばったところでうまくいくとも思えません。
岸田政権は米国民主党べったりだったこともあって岸田派は共和党政権の人脈はほぼ無い状態でした。
ですが経験者である萩生田や西村らは清和会だからと遠ざけ、安倍昭恵夫人のコネも否定し続けてきました。
石破茂は岸田派に支えられている手前、岸田派の顔色を伺う事が優先なのでしょうが、そんなことを続けているうちに時間切れになりそうに見えます。
党内ニート生活が長すぎたために、物事の優先順位の判断ができないのかもしれません。
編集部より:この記事は茶請け氏のブログ「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」2025年6月26日のエントリーより転載させていただきました。