快適なホテルの「7つの条件」

kettaphoto/iStock

旅行に出かけたときの宿泊先のホテルによって、旅は快適なものにも不快なものにも変わります。

高級なホテルが良いとは必ずしも思いませんが、部屋に入ったときにホテルの部屋の設備を最初にチェックしてしまうのが私の習慣です。

ラグジュアリーホテルであれ、ビジネスホテルであれ、次のような7つのポイントがホテルの評価を決めると思っています。

1.チェックイン・チェックアウトがスムース
チェックインがサイン1つで簡単にできるホテルは時間がかからずとても快適です。ところは、高級ホテルでも質問事項が多すぎてチェックインに時間がかかってしまうところがあり残念です。

チェックアウトも最近はエクスプレスチェックアウトと呼ばれる鍵をボックスに入れて後から領収書をメールでもらう方式を採用してあるところがありこちらも快適です。

2. 電源がテープルやデスクに付いている
いつもパソコンを持ち歩いていて、部屋の中で携帯やパソコンで仕事をすることがあるので、テーブルやデスクに電源が付いていることが必須です。

高級ホテルでも電源の少ない部屋があったりして、フラストレーションが溜まることがあります。

3. ゴミ箱の数が多い
お部屋の中のゴミ箱の数も結構重要です。ベッドの横、洗面台、冷蔵庫の横など箱がたくさんあると便利です。掃除をする人にとっては大変かもしれませんが、大きなゴミ箱をできるだけたくさん置いてほしいと思います。

4. ワンタッチで消灯できる
照明設備が複雑で使い方がわからないホテルがあります。理想的なのは、ベッドの横にワンタッチですべての消灯ができるスイッチが付いている設備です。

調光式のライトなどは高級感もありますが、意外に操作が面倒です。

5. バスタブが広い
お風呂はベッドと並ぶホテルのクオリティーを決める極めて重要なファクターです。バスタブは大きいところがリラックスすることができて最高です。ビジネスホテルでは難しいとは思いますが、できればユニットバスではなくヒノキや石でできた浴槽だと最高です。

6. お湯の出が良い
バスタブにお湯を貯める時や、シャワーをするときに水量がたっぷりあると気持ちよく使うことができます。高級ホテルでも水の値が悪いところあったりして、ちょっとがっかりすることがあります。

7. 朝食が美味しい
朝食付のホテルが結構ありますが、そのクオリティーにはばらつきがあります。ビュッフェ形式も嫌いではありませんが、食べたい料理がなかったりするとがっかりします。

快適なホテルに泊まれるだけで、旅はとても豊かな気持ちで楽しむことができます。高級と呼ばれる有名なホテルでもお部屋の満足度が低かったりすることは珍しくありません。ラグジュアリーホテルでもビジネスホテルでも宿泊者の目線でサービスしてくれるホテルが好きです。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年6月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。