梅村みずほ氏、参政党から出馬:維新離党後に自民・国民にも接触

30日、参政党は、日本維新の会を離党した梅村みずほ参院議員(46)を、7月の参院選比例代表候補として擁立すると発表しました。

これにより、参政党の所属国会議員は5人となり、「国会議員5人以上」「直近の国政選挙での得票率2%以上」という政党要件の両方を満たしました。これによって、党首討論会などへの参加資格も得られることになります。

参政党 神谷代表Xより

維新を離党した梅村みずほ氏が参政党に入党し、参院選の全国比例で出馬する見通しであることに対し、支持者からは好意的な声が上がっています。入党の経緯としては、参政党側から以前より打診があり、6月26日に再度の申し出があり、28日に正式に入党が決まりました。

梅村氏は、2019年に維新から出馬して初当選した現職で、維新内の予備選に敗れたことなどから今年4月に離党していました。

維新で6年間活動してきた梅村氏が、公認を得られなかったことをきっかけに離党し、参政党からの出馬を決めたことに対して「どこの政党でも良かったのでは」といった批判もあります。

梅村氏は4月に維新を離党後、自民党に公認を申請しましたが書類選考で不採用となり、国民民主には申請しなかったことを明かしました。

参照:梅村みずほ氏、自民に公認申請も「はねられた」国民民主参加も模索 参政党から参院選出馬表明 日刊スポーツ

梅村氏は、参政党への入党にあたって、同党が「カルト」「陰謀政党」と言われる点に懸念を抱いていたことも明かしています。

梅村氏は「これまでの6年間の活動を大阪府民に問いたい」「参政党の政策と自分の訴えてきたことには親和性がある」と語りました。特に外国人との共生について、秩序とルールを重視する点に共感したとしています。

参院選に向けて、外国人に関する規制の強化を公約に掲げる政党が目立っています。参政党は、6月の東京都議選で支持を集めた「日本人ファースト」の政策を改めて打ち出しており、自民党や日本維新の会、国民民主党もこれに追随する動きを見せています。

参政党は、大阪を重点区と位置づけており、神谷代表は「2人の掛け合いで大阪の夏を盛り上げてほしい」と期待を語っています。