参政党の神谷宗幣代表は7月3日、参院選の第一声で「申し訳ないが、高齢の女性は子どもを産めない」と発言し、物議を醸しました。神谷氏はその後の記者団の取材で「これは生物学的な事実であり、60代や70代での出産は難しい」と説明し、発言の撤回はしませんでした。
案の定、産める・産めないで差別するのかと批判が沸き起こっています。
事実を言ったまでだという「反論」も少なからずあります。
街頭演説をする神谷代表 参政党動画より
神谷氏は、若い女性が子どもを産みたいと思える社会が必要だと訴え、働きすぎを求める政策を見直し、専業主婦など多様な生き方の尊重と、子ども1人あたり月10万円の給付を提案していますが、高齢とはなにか」という論争にまで発展してしまいました。
参政党にしては鋭い指摘なので警戒すべきだという意見も。
https://twitter.com/banabanasan/status/1940790623260627098
一部のメディアは、「高齢女性は子どもを産めない」という発言が問題だと報じ、党の公式YouTubeでその部分が見られなくなっていることにも批判しています。党側は「機材トラブル」と説明しています。ただ、この発言に共感する有権者が一定数いることも事実で、神谷氏自身は、メディアからの批判にむしろ手応えを感じているのかもしれません。
このような議論から高齢化によって行き詰っている社会保障の議論に繋がるといいのですが・・・。
言っていい人とそうでない人との分断は深まるばかりです。
https://twitter.com/MurasakiScience/status/1940973260512153749