さて、本日は投票日です。
あらためて以下のワードを見かけたら
「投票先として考える際には大きな減点になる」
と判断してください。
・人に優しい
→単に自分に優しいだけ
・福祉の充実、○○の無償化
→票を釣るのが目的なだけ、実行する気はない。
それに福祉の拡大にしても無償化にしても
「税金で負担する」だけなので納税者の負担が増えるだけでしょう
・しがらみのない
→コネが無い。もしくは人に言えないしがらみしかない
・9条を生かす
→日本に手を出してくる日本にとって敵国となる側に媚びているだけ
・財源なき減税、具体案なき減税
→○○の無償化などのバラマキの亜種。
国民民主党が「年少扶養控除の復活」など主張していますが、昨年の選挙でうまくいったからと減税減税しか言わず、どのようにしてその財源を生み出すのか、実現させるために具体的な案を作って自民と交渉するかとか、そういう部分は全くやりませんでした。
「やだやだやだ!すぐに僕の言うとおりの減税を満額回答してくれなきゃやだ!具体的方法?法案?そんなの自民が考えろ!」
言葉に直せば国民民主党がやっていたのはこれでした。
ブログ主も期待しましたが、今年の通常国会の会期末に会期延長が無い事を確認してから立憲民主党らと組んでガソリン暫定税率即廃止法案を強行採決して、参議院に送って自民党に
「賛成しないのなら減税を求める国民の敵だ!」
という構図を作って選挙のパフォーマンスのために動いたことからも国民民主党に具体的に実現させる気が無い事がはっきりしたと言っていいでしょう。
ちょっとだけ減税できるかもと期待したブログ主も国民民主党の疑似餌にまんまと釣られた愚か者の1人だったと言ってよいでしょう。
改めて書きますが、6月の会期末に野党が共同で出したあのひどいガソリン暫定税率廃止に賛成できるのは国民のことなんてどうでもよく、選挙に利用する事だけしか考えていない偽物たちだと断言できます。
ガソリン暫定税率なんて一般財源化してしまって道路整備に使われるかすら保障されません。
それで暫定と言いながら永久に続けるつもりの税制度なんて時点で廃止しろと思っています。
ですが、現実問題として各地方自治体の予算に組み込まれて、すでに各自治体が本年度予算を議会で成立させて本格的に動き出しているのです。
「法案成立したら一週間後に施行!即実行だ!」
というのが6月に野党が共同でやったガソリン暫定税率廃止の強行という選挙目的のパフォーマンスでした。
これにもし自民が折れて賛成して成立していたら、全国の自治体で予算に穴が開いて大混乱が生じていたでしょう。
そして立憲民主党と国民民主党と共産党もこれをわかっていてあえて共同でガソリン暫定税率廃止法案を強行採決して参議院に即日送付して審議時間も取らず即採決しろとやったわけです。
賛成しないのなら減税を求める国民の敵だ!
と選挙で利用できるようにするために。
ブログ主は以前からこのブログで書いて来ました。
「何を言っているかではなく、何をやってきたかで判断すべき」と。
そしてブログ主は何をやってきたかを吟味した上でガソリン暫定税率廃止の強行採決の茶番を見て
「ああ、これは間違いなく偽物だ」と確信しました。
選挙で票を釣るためのバラマキ。
それが減税という単語に変わっただけのことでしかありませんでした。
民主主義の基本は鼻をつまんででも「糞の中から少しでもマシな糞を残す」作業です。
そしてもう一つ重要なのは一人区でこれは当選させちゃだめだろ、というのが当選しそうならいろんなことをこらえてでもそのライバルとなる候補者に投票して
「少しでもマシな方に残って貰う」
この作業の地道な繰り返しによって、少しでもマシな人が多く残るようにすることで少しずつ改善させていこうというのが民主主義です。
時間も手間も掛かります。
ですので一発逆転だのガラガラポンだのは妄想でしかありません。
そういうのはトランプのポーカーで例えれば「手札5枚全て交換でロイヤルストレートフラッシュができることを狙う」麻雀で例えるのなら「天和を狙う」そんなレベルの話でしかありません。
民主主義というのはダメにするのは一瞬です。
自分のお気持ち優先でストレス解消目的に投票すればそうなります。
2009年がまさにそれでした。
政治は実生活に直結しています。
16年前の民主党政権で多くの人がリストラされたり、発注先を海外へ変えられたりして仕事を失った町工場も少なくありませんでした。
そして民主党というのはさらにその16年前に細川連立政権でやはり円高を奨励して円高を急加速させ、国内雇用の空洞化を進めるなど国民の雇用を失わせたのち瓦解した政権でした。
民主党は細川連立政権の連中が看板を変えて再結集したに過ぎません。
感情だけで投票する事は非常に愚かです。
そして参議院というのは衆議院よりもさらに国民に重い罰を与えてくれます。
参議院には解散はないのですから。
参議院は解散させられません。6年間はずっと議員で在りつづけます。
その時の感情だけで投票してどうしようもないのが6年間居座り続ける事になります。
みなさん、今日は投票日です。
投票を棄権することだけはやめてください。
そしてしっかり悩んで考えて投票してください。
編集部より:この記事は茶請け氏のブログ「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」2025年7月20日のエントリーより転載させていただきました。