20日に投開票された参議院選挙の比例代表で、国民民主党から立候補した元格闘家の須藤元気氏(47)の落選が21日に確定しました。
須藤氏は2019年の参議院選挙で立憲民主党から出馬して初当選しましたが、経済政策をめぐる意見の違いから離党しました。その後、無所属として衆議院東京15区の補欠選挙と総選挙に立候補しましたが、いずれも落選しました。今回の参院選では、かつての支持層や発言内容を転換してまで当選を目指しましたが、結果は届かず、再び議席を得ることはできませんでした。
今回、国民民主党は5月に須藤氏を比例代表候補として擁立しましたが、過去に新型コロナワクチンに否定的な発言をしていたことがSNSなどで批判を集めました。
この発言をめぐっては、玉木雄一郎代表とともに釈明会見を開く事態にもなり、須藤氏自身も「医療従事者に負担をかけた」と謝罪しました。
選挙後、須藤氏はX(旧Twitter)で落選を報告し、応援への感謝と今後も真摯に歩み続ける決意を述べました。国民民主党は比例代表で7議席を獲得し、最終的に海洋学者の山田吉彦氏が当選、須藤氏は次点となりました。
須藤元気氏Xより