トランクルームに入れておくべきもの

8年前から西麻布に借りているトランクルームの現状確認に荷物を移動させてから初めて出かけました。

トランクルームとは、物置のように荷物を入れておくことができるスペースを月極で借りるサービスです。

私が借りているトランクルームは、広さが約1.5畳。8年ぶりなのでどうなっているか心配でしたが、書籍・雑誌、古い洋服、懐かしいCDなどでぱっと見は何も問題はありませんでした。

トランクルームに入れるのに向いているのは、将来使う可能性は極めて低いけれども、万が一の時に無かったら困るものです。

私の場合であれば、昔よく聴いていたCD、取材された雑誌、思い出のある洋服、学生時代のアルバムやノート。このようなものは、もしかしたら2度と見ることはないかもしれません。

でも、もし見たくなったときに手元にないと、きっととても寂しい気持ちになると思います。思い出の品は二度と手に入れることができませんから、やはり捨てないほうが良いでしょう。

トランクルームは、そのような品物の保管に向いていますが借りる際にいくつかのポイントがあります。

まずほとんどの人は私と同じように一旦預けるとずっと契約を続ける可能性が高くなります。トランクルームの運営者は一旦借りると長期で借りてくれるところにビジネスのメリットがあるのです。

例え利便性が良くてもなかなか行こうと思いません。アクセスが悪いと余計に行かなくなります。であれば利便性が良くアクセスしやすい場所を選ぶべきです。

家から遠かったり、駅からのアクセスが悪かったり駐車場が完備されてない場所は、荷物が放置される可能性が高くなりますから避けた方が良いでしょう。

私も今回新たに荷物を追加で預けようと思い確認に出かけましたが、遠い場所だったら面倒で行かなかったかもしれません。

二度と見ないかもしれないが、捨てることができないものが自宅にあるなら、お金を払ってトランクルームを借りた方が良いでしょう。

自宅を広く使えて、物の仕分けが出来るのがトランクルームのメリットです。料金が若干高くても、管理がしっかりしてトラブルにも柔軟に対応してくれる大手の信頼できる業者が安心です。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年8月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。