新潟の豊かな食生活が羨ましい

久しぶりに観光に出かけた新潟では150年の歴史を誇るイタリア軒という一風変わった名前のホテルに宿泊しました。

かつて新潟に住み日本人女性と結婚したイタリア人が創業したイタリア料理店がルーツのようです。

建物は少し古びていますが、清潔な室内ときめ細やかなサービス、そして、充実したレストランがあって大手のチェーンホテルとは違った味わいがありました。

朝食にはパスタやカレー、更にはオムレツもあってどれもちょっと懐かしいレトロな味わい。古き良き新潟を感じることができました。

ホテルの近くには昔ながらの商店街がありましたが、朝からたくさんの人が鮮魚店にやってきて、新鮮な魚介類を購入しています。

新潟は佐渡島に豊かな海産資源があって、その日に取れた新鮮な魚介類が格安に購入することができます。

前日の夜に出かけた寿司店もすべての食材を地元で調達して握っていると言っていました。寿司ネタで手に入らないのはウニくらいとのこと。

東京では見たことのないようなネタもあって江戸前のお寿司とは違った味を楽しむことができました。

お寿司ではありませんが、おつまみに出してくれた新潟県の黒崎でとれた朝獲れの枝豆は、香りが強く東京で食べる枝豆とは別物の美味しさでした。

そして新潟駅にはぽん酒館という飲食施設があり、新潟の珍しい日本酒を飲みながら食事をすることができます。

日本酒もバリエーション豊かですが、それ以上にお料理のレベルの高さに驚きました。

鯨ベーコンの味噌漬け、ホルモンのかんずり炒め、鰹の酒盗のポテサラ、サワラの炙り刺身といった酒飲みには堪らないメニューが並び、何を注文して良いのか迷ってしまいます。

このお店はとても気に入ってしまい、結局2日連続で出かけてしまいました。

さらに、新潟4大ラーメンというのも食べてみました。背脂がたっぷりと入った濃厚な味でしたがこれまた地元ならではの味に満足です。

全体的に味が濃く、発酵系の食材が多用されている新潟の食ですが、私の口に合うものが多く、価格もリーズナブル。

新潟での食生活が羨ましくなりました。

東京から新幹線なら2時間ほどで、東京にはない豊かな食が手軽に楽しめる。近いうちにまた来たいと思いました。次回は新潟駅以外の新潟も巡ってみたいです。

joka2000/iStock


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年8月30日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。