産経新聞によると、沖縄県名護市辺野古移設工事に抗議していた70代女性と警備員がダンプカーに巻き込まれ、警備員が死亡した事故について、沖縄県警は女性を重過失致死容疑で立件し、近く書類送検する方針を固めました。
女性がダンプの前に出た行為に重大な過失があると判断されたためです。事故は土砂搬出港前で発生し、警備員の宇佐美芳和さん(当時47歳)が女性をかばって前に出た結果、命を落としました。防犯カメラ映像には一部始終が記録されており、県警はその解析を経て女性の刑事責任を認定しました。
この映像は産経新聞の報道で広まり、SNSでも大きな反響を呼びましたが、玉城デニー知事や「オール沖縄」系の議員は閲覧を拒否し、知事は報道のあり方を批判して映像提供自体を問題視しました。県警が立件に踏み切ったことで、知事が今後映像を確認するかどうかも注目されています。
参照:辺野古ダンプ事故、防カメ映像は「不都合な真実」か 直視しない玉城デニー知事 産経新聞
一方、活動家や支援団体は自身の過失を認めず、政府や警備側に責任を転嫁しています。現場では違法駐車や不法侵入などの行為が常態化しており、「安全に配慮してきた」との主張は説得力を欠いています。
さらに地元メディアは活動家に寄り添う姿勢を見せ、加害者を「重傷の女性」として被害者のように報じ、亡くなった警備員への哀悼を十分に示さなかったことから偏向報道として批判されています。
最終的に活動家女性の刑事責任が認められれば、遺族やダンプ運転手による民事訴訟が可能となり、抗議活動の抑止につながると期待されています。
また、県警はダンプ運転手と発車合図を送った警備員についても過失致死傷容疑で書類送検する方向で調整しているとのことです。
玉城デニー知事HPより
この事故は抗議活動のあり方や、それを支援してきた政治家・メディアの姿勢を改めて問う重大な事案となっています。