自民党の森山裕幹事長は、7月の参院選での大敗の責任を取り、2日の両院議員総会で「辞意」を表明しました。総会後の記者会見では「進退は石破茂総裁(首相)にお預けする」と述べ、近く文書で辞意を正式に提出する意向を示しました。石破首相は「適切に判断する」と語りました。
森山幹事長は2024年の衆院選敗北後、少数与党に転落した自民党を支えるため、野党との調整役として石破政権を実質的に切り盛りしてきました。森山幹事長が辞任すれば政権運営が難しくなるとの懸念が広がっていました。
また同日、小野寺五典政調会長と鈴木俊一総務会長も首相に辞意を伝えました。小野寺氏は「政策の責任者の一人として選挙結果の責任を取るべきだ」とも述べています。
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しかし、石破首相は森山幹事長の辞意表明に対し、辞任の時期について明言せず、「今でも余人をもって代えがたい」と述べてさっそく慰留を示唆しました。事実上、森山幹事長の続投を望む姿勢を示した形です。
森山 裕幹事長 自民党HPより