「リトリートの効用」は想像以上だった

資産運用でお付き合いのある会社のオーナーにお誘い頂き、静岡県伊東市の宿泊施設(写真)でリトリート体験をしてきました。

伊東市といえば市長の学歴詐称問題で全国的に有名になってますが、熱海の南にあるのどかな温泉町で駅前には人気もなく静かです。とても騒ぎの渦中にある街には見えません(笑)。

リトリートとは本来は退却、避難、静養といった意味を持つ言葉ですが、最近は観光地を旅行するのではなく日常から離れて精神的にリラックスする活動を指すことが多いようです。

今回はヨガや瞑想といったプログラムに、東京銀座から出張してきてくれた日本有数のリゾートホテルであるアマネムの元総料理長が作るお料理。そして、それに合わせたワインを楽しむ盛りだくさんなプログラムでした。

施設にはサウナや屋外プールも完備しており、2日目には朝イチのサウナと水風呂の後で「日本一の朝食」を味わえる贅沢なスケジュールでした。

短い滞在ですが、心身ともにリラックスすることができました。

ヨガは久しぶりにやりましたが、元々身体がとても硬いので苦手です。今回も悪戦苦闘して90分のレッスンを受けて汗だく。翌日は筋肉痛になりました。

そして、今回初めて1時間の瞑想をやってみました。朝のサウナと水風呂で整った後にやるととても効果的で、終わると脳が何だかスッキリしました。

その後の朝食も素晴らしいクオリティでしたが、瞑想体験がそれをさらに感動的なものにしてくれました。

リトリートには非日常性が欠かせません、いつもの同じ環境ではわざわざ来る意味がありません。しかし、変化があっても普段よりも快適度が低くなってしまうと価値を感じることができません。

今回はヨガと瞑想という体験に、素晴らしい食事とワイン、さらに海が一望できるサウナとプールが加わり最高のリトリートになりました。

クオリティの高いリトリートの効用は想像以上です。

何に数回はこのようなリセットする時間を取ることが平時のパフォーマンスを上げるのに極めて有効であると実感できる貴重な体験でした。

これからは関西や東北に旅行に出かけた時も、お店を探して街を歩き回るだけではなく、たまにはお部屋にこもってみるのも良いかと思い始めました。

ただヨガも瞑想も筋トレと同じように我流でやっても上手くできなさそうで、経験値を上げるのが課題です。

EyeEm Mobile GmbH/iStock


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年9月3日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。