テスラは東京では使い勝手の良い車

日本国内の電気自動車テスラの2025年1〜8月の販売台数は前年同期比87%増の約6590台と好調のようです。このま行けば過去最高の年間10,000台の販売が実現し、日本国内で最も売れている電気自動車になる可能性が高くなっています。

創業者のイーロンマスク氏の政治的な活動によって欧米では不買運動が起こったりしていますが、日本ではそのような動きは起こっていません。

車のスペックだけを見ると他社の電気自動車に比べると優れた点が多いのではないかと思います。

私もテスラに乗っていますが、東京都内で運転するのであれば今までのところ大きな問題はなく、移動手段としてはお勧めの車です。

テスラはパソコンのタッチパネルでコントロールする独特の方法ですが、使い方は直感的にわかります。日本車によくあるようなごちゃごちゃした無駄なボタンがなく、すっきりと洗練された室内がとても快適です。

また、何といっても電気自動車の良さは静粛性と加速です。エンジン音が無いので室内は極めて静かで落ち着きます。また加速が圧倒的なので信号の多い都内では運転しやすく感じます。

大きさに関してもモデル3という最も小型な車に乗っていますが、1人で乗ることが多く十分なサイズです。

問題とされる充電ですが、住んでいるマンションの駐車場に充電器が付いているので駐車している間に完了しますからストレスはありません。ガソリンスタンドに行く手間が省けるのも助かります。

フル充電すれば走行可能距離は400キロ以上になりますから関東近郊であれば途中で追加充電しなくても大丈夫です。

東京から静岡の伊東市に出かけた時も、車を使いましたが、電力はまだ半分残っていました。

唯一の懸念は電気自動車はリセールバリューが低くなることが多いことです。補助金等もありますが、コスト面ではそれほど優位な車では無いのかもしれません。

モデル3の最安値モデルは、値下げの効果によって補助金等を入れると399万円で購入できるそうです。購入のハードルがずいぶん下がりました。

今や、高級車ではなく大衆車としてテスラを選択するのはアリだと思います。

モデルルームで試乗してみると、今までのガソリン車にはない新しい感覚で運転ができるのを実感すると思います。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年9月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。