ドジャースタジアムは「大谷翔平だらけ」だった

ロサンゼルスに出かけた目的の1つがメジャーリーグ観戦でした。現地の企業の方にお願いして、ホームランシートと呼ばれる外野の最前列の特別席を30名分用意してもらいました。

こちらのシートは座席に座りっぱなしではなく、立って談笑したり、席を交代したりできるゆったりとしたスペースがあります。グループでの観戦には最高です。

また、ソフトドリンクとホットドッグやナチョスなどの食事はフリーフローになっており、アルコールだけ都度支払うシステムです。

ストレスフリーの環境で、最前列での試合観戦ができました。

残念ながら、この日のドジャースは延長戦で破れてしまい、大谷選手のホームランも見る事はできませんでした。

しかし、このホームランシートには名前の通りゲーム中に2回もホームランボールが飛び込んできました。臨場感溢れる席で大満足でした。

それにしても、ロサンゼルスのホテルからドジャースタジアムまで、たくさんの日本人がいるのに驚きました。これだけの日本人を海外で見るのは久しぶりです。

しかも、その多くは大谷翔平さんのユニフォームを着ています。後ろから見ると「大谷翔平だらけ」の状態です(写真)。

スタジアムで販売されているユニフォームも1番人気は圧倒的に大谷翔平さんでした。

ユニフォームの価格も1着30,000円近くします。これが飛ぶように売れており、日本からのツアー客の人たちは大量に購入していました。

大谷翔平さんがドジャースにもたらす経済効果は極めて大きく、経済学者の資産では2024年で1168億円と推計しています。

今後日本人をターゲットにして、さらにマーケティング活動広げていくと思われます。

二刀流で日本人離れした活躍を続けるメジャーリーガーがこれから出てくる事はもうないでしょう。

そう考えると、3時間ほどの試合のために日本からわざわざ出かけていくファンの気持ちがよくわかりました。

日本の「野球」とは別世界のアメリカの「ベースボール」。せっかくなら、今のうちに観ておいた方が良いと思います。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年9月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。