高級時計→アップル時計→結局Gショックが一番

黒坂岳央です。

「Gショックはダサい」「まともなビジネスマンなら50万円くらいの腕時計をするべき」などと言われがちだ。本当だろうか?筆者は異なる意見を持っている。

自分はGショック→高級腕時計→Appleウォッチを経て、今年2025年9月にGショックに回帰した。あれこれ使ってみたり、人からの勧めを聞いて試したが「究極の実用性」という点で言えば、人生初の腕時計・Gショックだったということだ。おそらく今後も迷うことなくGショックを使い続けるだろう。

完全に個人の独断と偏見による体験談として取り上げたい。

CASIO 公式HPより

筆者の腕時計の変遷

高校生の頃、いつもGショックをつけていた。頑丈で気軽に使えて、デジタル表示で見やすい最高の時計だった。残念ながら旅行で乗ったバスに置き忘れて、それからはしばらく時計のない生活を送った。

社会人になると、「ビジネスマンたるもの、腕時計くらいは身につけないとみっともないよ」と言われて腕時計を考えるようになった。「せっかくなら」とつまらない見栄から、グッチ、フランクミュラーなどの高級腕時計を購入した。ハッキリいって当時の収入に見合わない背伸びであり、我ながら若かったと思う。

そして独立すると状況は変わった。見栄を張る同僚や上司という存在が消え、また自然に見栄を張りたいという青い感情が消えていく中で高級時計は不要になった。

次に欲しくなったのはAppleウォッチである。通知や健康管理などの機能は便利に感じたが、その後、すべての時計を手放した後に2025年に再びGショックに原点回帰したのである。

日中はずっと部屋で一人なので「時計を持たない生活」でもあまり問題はなかった。だが、最近は出張や旅行が増えたことで再び時計の必要性を痛感するようになった。特にセミナーや資格試験などではスマホを操作して時間確認するのが難しい。

そこで購入を決めたのがGショックだったのだ。

高級時計の不安、Appleウォッチは面倒

色々と使ってきたが高級時計やAppleウォッチは不便なことも少なくなかった。ここからは完全に筆者のライフスタイルとの「相性の悪さ」を論じるものであり、時計そのものを悪くいっているつもりではないのでご容赦頂きたい。

まず高級時計は高級品ゆえに常に不安がつきまとう。盗難リスクや傷つける心配だったり、「自慢している」といった嫉妬や悪評価、またリセールバリューや定期メンテナンス費用である。結局、高級時計は実用面では精神的コストが大きすぎた。少なくとも筆者のような矮小な人間には大きすぎた商品であった。

一方、Appleウォッチ。確かに通知機能などは便利だが、致命的な欠陥が1つだけあった。それはバッテリー充電の手間である。iPhoneとは別の充電器の持ち歩きが必須であり、まるでサブスマホを持つような感覚である。

結局、スマートウォッチをつけてもスマホ単体で99%の用事は済むという現実があり、それなら「充電する手間や意識を取られるデメリットが時間チェックのメリットを上回っている」と感じて手放した。

将来的に「スマートウォッチの充電は1ヶ月に1回でOK」などになればまた考え直すが当面は難しそうである。

実用性最強はやっぱりGショック

最後に残ったのがGショックである。理由はシンプルだ。

  • 電池寿命が長く、数年間交換不要
  • 盗難リスクが低く、気軽に使える
  • 視認性が高く、瞬時に正確な時間が確認できる
  • 頑丈で傷を気にせず使える
  • 汗や汚れも簡単に洗える

この気楽さは高級時計やAppleウォッチにはない。まさに「実用性の極致」である。一言でいうと「つけるデメリットが一切ない」のだ。

実際、Gショックは世界的に軍隊や消防でも使われており、その信頼性の高さがうかがえる。また、海外旅行へ行く際は特に重宝する。高級時計、Appleウォッチも盗難が怖いがGショックなら積極的に強奪される対象とはならない気楽さがある。

これは腕時計に限った話ではないが、「実用性」とはどれだけメンテの手間や使いやすいか?で決まると思っている。頻繁にメンテが必要で壊れやすいものは結局、使いづらくて押し入れにしまわれてしまう。

頑丈さにかけてはGショックは最強クラスなので、色々と変遷したが最後はGショックになったのだ。

 

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著書4冊/英語系YouTuber登録者5万人。TBS『THE TIME』など各種メディアで、働き方・キャリア戦略・英語学習・AI時代の社会変化を分かりやすく解説。