トランプ大統領、高市新総裁に祝意を表明:「すでに日本の総理」と認識か

アゴラ編集部

米国のトランプ前大統領は、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」において、高市早苗氏の自民党新総裁当選を祝福するコメントを投稿しました。日本ではまだ正式な首相指名選挙が行われていないものの、トランプ氏の中ではすでに高市氏が日本の「総理」であると認識されているようです。

日本が初めての女性首相を選出しました。非常に尊敬され、素晴らしい知恵と強さを持つ人物です。これは日本の素晴らしい人々にとって大変なニュースです。皆さん、おめでとう!ドナルド・J・トランプ大統領

また、ベッセント財務長官も同様にSNSで祝意を示し、高市氏のリーダーシップや政策立案能力に大きな期待を寄せるコメントを発表しています。

私は@POTUSに同意します – これは素晴らしいニュースです!

@takaichi_sanaeさんが自民党の総裁に選出され、近日中の日本の首相になることをお祝いします。

彼女は印象的なキャリアを通じて、強いリーダーシップ、政策立案者、コミュニケーション能力を発揮してきました。そして、日本とアメリカの関係を深める上で貴重なパートナーとなるでしょう。

日本はアメリカの最も近い同盟国であり友人であり、彼女と彼女の内閣と協力して、相互の関心事である経済および国家安全保障の問題に取り組むことを楽しみにしています

高市氏は「鉄の女」と呼ばれたイギリスのマーガレット・サッチャー元首相を敬愛していることで知られています。一方、トランプ氏は「Make America Great Again(米国を再び偉大に)」というスローガンのもとに政治活動を展開してきました。この両者の関係は、1980年代に見られた日英関係や日米関係を思い起こさせるものがあります。

当時のアメリカ大統領ロナルド・レーガン氏も「MAGA」をスローガンに掲げ、対ソ連強硬派として知られたサッチャー首相と「特別な関係(Special Relationship)」を築いていました。こうした背景もあり、トランプ氏と高市氏の関係性が同様に発展することが期待されています。

私たちの@yafオフィスには、レーガンのポスターの素晴らしいコレクションがあります。この「Let’s Make America Great Again」のポスターは、今の時代にぴったりだと感じます。

1980年代の日米関係の特徴の一つは、両国の関係が極めて良好であったことです。また、現在の日本においても、右派の首相誕生に対して一部の国際社会が警戒を強めている点も当時と類似しています。

総裁選挙期間中、高市氏は日米間の関税交渉の見直しに言及する場面もありましたが、当選後は日米関係の安定を重視する姿勢を明確にし、既存の協定履行を進める意向を示しています。

中国の脅威が増す中、日米両国の緊密な協力体制が一層求められています。1980年代のように、強固で信頼に満ちた日米関係の再構築に向けて、高市氏とトランプ氏の間に「特別な関係」が築かれることを期待したいところです。

https://twitter.com/takaichi_sanae/status/1975385537071751465
トランプ大統領から、温かいお祝いのお言葉を頂き、大変嬉しく思います。 日米同盟をより一層強く、より豊かにするために、そして、自由で開かれたインド太平洋(FOIP)を進めるために、トランプ大統領と共に取り組んでいくことを楽しみにしております。

トランプ大統領と高市早苗自民党新総裁