派閥には選挙互助会としての機能、意見調整、集約としての機能、勉強会としての機能がありました。
岸田文雄は岸田派による党内の権力争いを有利にするためにオールドメディアの派閥批判に乗っかって派閥解散を言い出して、他の派閥を解散させていきました。
ですが岸田派はというと派閥を偽装解散しているだけで、選挙互助会としての機能はきっちり残してきました。
2025年9月22日 辛坊治郎ズームそこまで言うか!のラジオ番組内で石原伸晃がこう言っています。
(総裁選での林芳正について)
今、宏池会は派閥はなくなりましたけども、
議員の集まりとして互いに選挙助け合おうよみたいな、
互助会としての宏池会ってのはあるんですよ。その互助会の今の表紙は岸田さんですけども、
早く岸田さんにはもういっこ、会長くらいに上がって貰って、
自分が岸田さんがやってた宏池会の社長だってことをこうアピールする
そういう考えもやっぱりあるんじゃないですか?
(※ラジオ情報タレコミに感謝!)
今回も岸田派は派閥としてしっかり動いていました。
そして総裁選の決選投票ではやはり小泉進次郞に全員で投票し、菅義偉や旧二階派の連中、党内の左翼系と手を組んで多数派を形成し、決選投票で党員票の差など押し切って勝つ予定だったのでしょう。
林芳正陣営も決選投票で小泉に投票しろという場合のサインを決めていたもののそのサインに従わない議員が出たことで議員票でも高市が勝つ結果となりました。
前回の総裁選では岸田派や菅義偉グループが恫喝的にかなりの圧力をかけて石破茂へ投票させるようにしていたと言われています。
特にその代表だったのが不記載問題を抱えながらも、岸破執行部が党の候補として公認した武田良太と言われています。
今回は武田良太が落選している事などから、積極的にそうした工作をする人間が減ったと、それで菅岸破派という党内左翼グループの権力を維持するために、岸破政権という左翼政権を継続させるために、高市早苗を総裁にするのなら連立離脱するぞと直接公明党が圧力をかけていました。
オールドメディアは公明党とその基盤の宗教団体に配慮しているのか、この件についてあまり公明党を批判していないように見えます。
露骨な介入を行っていたのに批判されないのですから、オールドメディアの腐敗っぷりを示す一例と言って良いのではないでしょうか?
話を戻しましょう。
前回総裁選やその後の石破内閣時代と同様に公認権なども盾に恫喝的な寝返り工作も行われていたのでしょう。
「高市早苗が圧倒的に党員票を集めた」
「麻生が麻生派に党員票トップに集める事を通達している」
これで菅岸破派から少なくない造反が出た形です。
菅岸破派の悪質な締め付けよりも党員票という現実の選挙に直結しかねない数字の影響力が大きかったのでしょう。
岸田文雄、小泉進次郞、石破茂の3ショットR6年6月7日首相官邸より
編集部より:この記事は茶請け氏のブログ「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」2025年10月6日のエントリーより転載させていただきました。