立民・本庄知史議員「高市政権は麻生家に嫁入りしたようなもの」発言について

立憲民主党の本庄知史衆院議員が、「高市早苗政権は麻生家に嫁入りしたようなもの」と発言し、批判を浴びています。

ご本人はその後、「古い自民党を見るにつけ、ついつい古い言葉を使ってしまった」と釈明されていますが、これは明確に不適切な表現だったと言わざるを得ません。

もし自民党側の議員が、女性議員に対して「嫁入り」などの表現を使って揶揄したら――。おそらく、烈火の如く批判が巻き起こっていたでしょう。

立憲民主党の本庄知史衆院議員 同党HPより

言葉の選び方が、政治家の信頼を決める

私もこれまで数えきれないほど記者会見や街頭演説をこなしてきましたが、幸いにもそういった場では「表現の炎上」はまだ経験していません。ネット上では数え切れないくらい・・・燃え上がっていますが。。

発言というのは一瞬ですが、記録もネットも永久に残ります。

そして、どんなに正しい主張をしていても、言葉の選び方ひとつで相手の心を閉ざし、議論そのものを壊してしまうことがある。

だからこそ、政治家には「自分の言葉が誰を傷つけるか」「どんな社会的メッセージを発してしまうか」という想像力が求められるのです。自戒を込めて。

「釈明」より「謝罪・撤回」を

今回のケースも、釈明で終わらせるのではなく、率直に謝罪・撤回する方が良いでしょう。

「古い自民党を見るにつけ、ついつい古い言葉を使ってしまった」
「ほかにどういう言葉があるのか。いい言葉があれば訂正したい。ぜひ教えていただきたい」

という言い訳は、むしろ火に油を注ぐ可能性があります。ジェンダー平等を訴える立憲民主党の立場からすれば、なおさらこの種の発言は慎重であるべきです。

危機管理の鉄則は、言い訳よりスピードです。

小さな火種を放置すれば、あっという間に炎上し、本人だけでなく政党や仲間にも被害が及びます。

誤ったときは、迷わず、速やかに謝罪と訂正を——。

それが政治家にとって、最も有効な「防火対策」であり、立憲の新政調会長に求められる対応ではないでしょうか。

・・・無職が偉そうにすいません。。


編集部より:この記事は、前参議院議員・音喜多駿氏のブログ2025年10月日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。