15日、新潟市中央署は、コンビニでアルバイトをしていたネパール国籍の留学生2人に対し、特殊詐欺の被害を未然に防いだとして感謝状を贈呈した。日本語に不安を抱えながらも適切に対応し、結果として高齢者を詐欺から救ったその行動は、各所で報じられている。
【感謝状】ネパール国籍の留学生2人、特殊詐欺の被害を防ぐhttps://t.co/ijvW3hAoML
2人はコンビニでバイト中、70代男性に「絶対に30万円の電子マネーは必要」と言われ不審に思い、店長に連絡。店長が通報し、被害を未然に防いだ。日本語が流暢ではない中、2人の勇気ある行動に感謝状が贈られた。 pic.twitter.com/58me0b0Eb1
— ライブドアニュース (@livedoornews) October 15, 2025
- 新潟市中央区のコンビニで働くネパール人専門学校生2人に、警察が感謝状を贈呈した。
- 2人は、70代の男性客に「絶対に30万円分の電子マネーを買って送れ」などと指示する詐欺電話の被害を察知し、店内で適切に対応して被害を防いだ。
- 受賞者の氏名はアレ・マガル・イシャラさん、カトリ・カルナ・バハドウールさん。
- 2人は、店内にいた70代男性客が「電子マネーを買って番号を教える」と詐欺業者に指示されているらしい言動をしたのを不自然と察し、声をかけて相談を促した。
- 2人は自身の日本語に不安を覚えていたが、連携して状況を整理し、警察通報につなげた。
ネパール国籍の留学生2人が、言語のハンディキャップを抱えながらも警戒心をもって行動し、高齢者が詐欺被害に遭う寸前で阻止したという実例は、日本社会における「外国人=助けにならない」という偏見を覆すものだ。こうした出来事が報道されることによって、外国人に対する偏見が少しでも薄まれば喜ばしいことだ。

ファミリーマート(イメージ) robbin0919/iStock






