自分で発表した理由すらその日のうちに変わっている公明・斉藤鉄夫代表

主張に全く一貫性がない公明党の斉藤鉄夫代表についてまた高市総裁に嘘をついていた裏付けが追加されました。

【「石破政権だったら離脱なかった」 公明・斉藤代表単独インタビュー】

公明党の斉藤鉄夫代表が14日、朝日新聞のインタビューに応じ、自民党との連立政権離脱の経緯と今後の対応を語った。「石破政権だったら離脱はなかったと思う」とした上で、選択的夫婦別姓の導入をめぐり「自由に動いていきたい」と強い意欲を示した。

――自民の高市早苗総裁は10日の斉藤氏との会談後、「一方的に離脱を伝えられた」と述べた。

一方的には伝えていない。(高市氏が総裁に就任した)4日から「政策協議が調わなければ離脱」と申し上げ、7日の1時間半の協議でも「政治とカネ」の問題をめぐり了解するための明確な線を伝えた。10日が最後だと前もって言ってはいなかったが、それでもこの問題に対する具体的な提案は高市氏から何もなかった。
(2025/10/15 朝日新聞)

当初は記者には10日を期限だと最後通牒を突き付けたという話でしたがこの朝日新聞のインタビューでは「10日が最後だと前もって言ってはいなかったが、それでもこの問題に対する具体的な提案は高市氏から何もなかった」と、実は一方的に連立解消に持っていったことを自分で認めている形になります。

石破内閣とは25年3月に合意した政党支部を認める方向でその後もずっと交渉を継続していたものの
それは政党支部での受取を禁じるものではなく、石破茂内閣は透明性を徹底するという内容での交渉でそこから進んでいませんでした。

それが突然「政党支部での受取を禁止しろ」と条件を変更したものを高市総裁に突き付け、しかも10日(金曜日)に至っては党に持ち変えられないと決めれない話なので高市総裁が「3日待ってほしい」と言うのも問答無用で拒否して「連立解消だ!」とやったのがこの嘘つき斉藤鉄夫のやったことでした。

10日を期限だとは言っていなかったのは高市総裁が10日の連立解消通告された直後のぶら下がりで説明していた内容と一致するので斉藤鉄夫のこの朝日新聞でのインタビューでの説明どおりに10日を期限と言っていなかったのに連立解消をするために一方的に話を打ち切ったというのが公明党側の動きなのでしょう。

ここで石破茂総理は公明党との交渉について説明している記事を取り上げておきます。

【石破総理「企業・団体献金は透明性の向上で議論中だった」と強調 公明党の“連立離脱”表明受け】

石破総理は、公明党が連立の離脱を表明したことをめぐり、公明党が訴える企業・団体献金の規制強化については「透明性の向上について議論中だった」との認識を示しました。

石破総理
「企業・団体献金につきましては、これは禁止よりも公開ということをずっと申し上げてまいりましたし、(公明党とは)透明性、公開性を高めるかということについての議論を続けていた」

石破総理は、公明党が企業・団体献金の規制強化を訴えていることについて「禁止より公開と申し上げてきた」「いかにして透明性、公開性を高めるかの議論を続けていた」と強調し、規制強化については議論中だったとの認識を示しました。
(2025/10/10 TBS)

石破内閣との交渉でやっていたのは政党支部でも受取を認めるもののすべて振込によって履歴が残る形にして透明性を確保する。

という内容のものでした。

これが高市が総裁になった後に公明党は「政党支部での受取は禁止する」という条件を変えてきました。

自民党は独裁政党ではありませんので(岸田文雄は党内手続を破ってLGBT法案を強行する等しましたけど)党での手続を経ないと回答できません。

そのことは公明党もよくわかっているはずです。

そこで自民側には期限を伝えず話を進め、メディア向けには「10日の期限までに回答がなかった」という嘘を流しつつ「この場で公明党案を飲まないから連立解消だ!」とやったのが公明党ということになります。

公明党は総裁選が実現される事が決まるや遠回しに高市が総裁になったら連立を解消するぞという脅しを出していました。

そして高市が総裁になったので高市総理を阻止すべく連立解消に動いたというだけでしょう。

ただそれだと公明党が一方的に理不尽に連立解消を行った事になるため「政治と金で高市は問題を解決する気が無かった!高市がー!」と、理由をでっちあげるために高市を騙し討ちにした。

これが実態と言ったところなのでしょう。

公明党と斉藤鉄夫代表については嘘つきの誹りを免れないでしょう。

ちなみに斉藤鉄夫代表の発言を軽くまとめただけでこんな感じです。

斉藤鉄夫「政治とカネに関する基本姿勢で意見の相違があった」
(10月10日連立解消を発表した記者会見にて)

(過去の自身の収支報告不記載について)
斉藤鉄夫「単純にミスでございます。本当に申し訳ございません」
(10月11日リハックにて)

なお斉藤鉄夫の不記載などについては
2020年
資金管理団体「斉藤鉄夫後援会」が、全国宅建政治連盟から受けた2018年・2019年の寄付金 100万円 を不記載
2021年
資産等報告書に金銭信託・株式などを1億円超の記載漏れ
2022年
政治資金収支報告書に不記載(追加で2件)
選挙運動費用収支報告書で領収書のあて名・但し書きが不記載

単なるミスと言うにしては連続して見つかりすぎでは?

斉藤鉄夫「首班指名では公明党代表である斎藤鉄夫と書く」
(10月10日連立解消を発表した記者会見にて)

斉藤鉄夫(首班指名では野党に乗る可能性について)「あらゆる可能性が考えられる」
(10月13日BS日テレ出演時に)

斉藤鉄夫「この場で飲まないから連立解消だ!」
高市「私以外が総裁でも同じだったか?」
斉藤鉄夫「誰が総裁でも同じだった」
(10月10日の高市総裁との交渉でのやりとり、斉藤本人も認めている)

NHK記者「小泉進次郎さんが総裁でも結果は同じだったか」
斉藤鉄夫「小泉さんだったら、どうなったかは想定できません」
(10月10日NHK記者のインタビューに対して)

斉藤鉄夫「石破政権だったら離脱なかった」 「(夫婦別姓をめぐり)自由に動いていきたい」
(10月14日朝日新聞のインタビューに対して)

こうやって並べると予め用意していたはずの自分達で発表した理由すらその日のうちに変わっている事がわかります。

発言が変わりすぎてお話になりません。

これでは嘘つきと言われても文句は言えないでしょう。

斉藤鉄夫代表 公明党HPより


編集部より:この記事は茶請け氏のブログ「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」2025年10月16日のエントリーより転載させていただきました。