やっぱり外国人をどんどん入れさせろと言う経営側の身勝手さがよくわかる記事から。
【残業断る日本人 嫌がらぬ外国人 「彼らがいたから会社続けられた」】
群馬県大泉町では多くの外国人が働いているが、そのコストは年々高くなっていく。それでも彼らを雇う理由は何なのか。経営者の語る実情は切実だった。
「結局、いつの間にか増えてしまったんですよね」
同町で、自動車座席シートの裁断・縫製などを行う「湯沢AI」の湯澤知章社長(49)はそう振り返る。
外国人政策の見直しが選挙や政策で取り上げられている。住民の2割を外国
父の会社で働いていたが2013年に独立した。
当初は日本人の社員が圧倒的に多く、外国人は数人程度だった。
しかし、「3K」と言われる製造業に若い日本人は魅力を感じなくなっているのか、いつしか求人を出しても反応はなくなっていった。
欠員が出るたびに外国人の採用を続けたところ、約50人の従業員のうち、外国人が3分の2を占めるまでになった。フィリピン人やベトナム人の技能実習生が大半という。
意図的に増やしたわけではない。雇用を巡ってトラブルになったことも何度かあった。優秀な日本人が来てくれたらと思う。
ただ、その一方で「外国人がいたからこそ会社を続けられた」という感謝の気持ちも湯澤さんにはある。
同社は経費削減のためにギリギリまで人員を減らしており、取引先からの受注が急激に増えて…
~以下会員専用~
(2025/10/29 毎日新聞)
父の会社から独立した ←こっちの知ったこっちゃない
経営が苦しい ←こっちの知ったこっちゃない
経費削減のためギリギリまで人員を減らしている ←こっちの知ったこっちゃない
そもそも採用を呼びかけて来てもらえないってことは「条件が良くない」これに尽きます。
外国人技能実習生ばかりを集めてさらなるコスト削減で経営を維持。
安い給与でよくない労働環境で「優秀な日本人が来てくれたら」なんて来てくれるはずがないでしょう。
どう読んでも「外国人なら安い給与でも我慢して使われてくれるのに!優秀な日本人は来てくれない」にしか聞こえません。
バブル崩壊以降どんどん拡大されつづけてきたのが外国人技能実習生制度です。
本来なら潰れているべきとか、とっくに潰れていてもおかしくないとか、そういうレベルの企業の延命に悪用されてきたと言ってよいでしょう。
労働者に正当な対価を払わないことで経営を維持する。
こういうのは単なるゾンビ企業と言うだけではなく、他の企業の足を引っ張る存在になっています。
外国人技能実習制度も育成就労制度も結局の所は「日本人を雇えないので今を凌ぐために労働者を外国から連れて来たい」ここが主な狙いでしょう。
安く使い捨てにするための労働者を確保したいという要求を一時的に満たすために異常に拡大され続けてきた制度でと言えます。
一度リセットすべきでしょう。
また先日も書きましたが、安い使える労働者の供給源として外国人留学生制度が悪用されていることも書きました。
あらためて全日本ホテル連盟が、令和4年に行った緊急要望を取り上げておきます。
1月25日、細田博之衆議院議長はじめ自民党観光産業振興議連役員および厚労省、観光庁、内閣府なども出席の上、観光産業振興議員連盟役員会が開催されました。
当連盟からは清水会長が出席、緊急要望のほか、GoToトラベル事業における会社名での領収書の発行及びホテル業における人手不足解消のための外国人留学生の入国条件の緩和について力強く要望しました。
>人手不足解消のための外国人留学生の入国条件の緩和について力強く要望しました。
日本の外国人留学生制度は本来の目的は「優秀な留学生を受け入れて国際交流と相互理解を促進し、諸外国の人材育成に貢献すること」ということになっています。
ですが実態は
・大学側が補助金で利益を得るため →ついでに文科省キャリアなどの天下りに使う
・少子化でもFラン学校を存続させるため →ついでに文科省キャリアなどの天下りに使う
・使い捨てのアルバイトなどの労働者を供給するため
という事を主な目的として異常な規模で拡大されてきましたし、拡大させていくために日本人の学生よりも優遇される逆差別状態の実態が国会でも指摘されています。
そもそもが勉強をしにきたはずなのに積極的にアルバイトなどの就業を行う事を前提とした制度の時点でおかしいのです。
文部科学省が国立大学を存続の危機に追い込んでまで財源確保してやってきた私学助成や外国人留学生制度についても日本の治安や将来のためにもリセットすべきでしょう。
今欧州で移民が社会問題化していることを考えれば、「一時の目先の利益のためだけに安く使い捨てにできる労働者の供給元として外国人を悪用する」この考えは否定されるべきです。
よく、テレビで日本は生産性が低いだのと批判する人達がいます。
ではなぜそこに問題が出るのか?
効率化のためにインフラへ投資して効率を上げるなどの投資をせず、労働者を安く使い捨てにして済ませれば利益が出せるからそれでいいとそうやっている連中がゴロゴロいること、そういう連中がいつまでも生き残り続けるために外国人留学生や外国人労働者が悪用されていることやそのために制度が維持どころか拡大され続けていること。
また異常なほど補助金制度が蔓延り続けていてこれもゾンビ企業の延命に悪用されている事など。
こうした部分をしっかり指摘するような方はオールドメディアにはほとんどいないように思います。
特に大学などへの天下りにはオールドメディア側も加担しているという事情もあるのでしょうけど。
キノコで有名なホクト、長野の会社ですが、その工場では安定生産と生産効率の向上のため、機械化などを積極的に進めています。
まさに「キノコの工場」となっています。
せっかく日本には優れたロボット技術などもあるというのに「設備投資するお金をケチって安く使い捨てにできる労働者のマンパワーで誤魔化す」そういう経営者が蔓延っていられるようにしてきた日本の異常な程増え続けた各種助成制度、外国人技能実習生制度、外国人留学生制度。
日本の劣悪な労働者使い捨て実態が知られ始めてきたこともあったり給与面でも割が良くないと知られてきている事や最近は中国、ベトナムも少子化が進んできたという事情もあるのでしょう。
そこで今度はアフリカなど別の地域からの外国人労働者でカバーしようという動きを取っています。
今を誤魔化すためだけに外国人労働者を連れて来る。
この目的を達成するためにわざわざ土葬墓地設置を強行しようとして議会に反対された知事まで出て来ています。
外国人労働者だって年を取るし怪我もすれば病気もします。
そして少しでも割の良い仕事を選ぼうとするのだって当たり前でしょう。
シンガポールでは「雇用の調整弁」「一時的に利用するだけ」と外国人労働者についてはハッキリとその目的を明確にして、契約が終わたら居座る事は許されません。居座ろうとしても強制退去です。
日本もはっきりと本当の目的を隠さず明示するならいいんですよ。
ところが日本では建前だけのきれい事で誤魔化すのが第一になっています。
ゾンビ企業を延命させるため、天下り先を維持するため、霞ヶ関側も企業の経営側も自分の間だけは自分が努力せず古い体制のままやりすごすためなどなど、おおよそろくでもない理由で制度の拡大や助成制度ばかりがいたずらに増えてきたと思います。
建前のきれい事で誤魔化そう誤魔化そうとし続けるのでそこに付け込まれて、それじゃ社会保障も、永住も、家族の呼び寄せもと、どんどん権利ばかり拡大されていく事になるでしょう。
外国人との共生なんてきれい事の極致ですよ。
実態は共生という言葉を悪用されて日本と日本人に対して他文化強制されているような状態ではないでしょうか?
日本は欧州のような移民政策、外国人使い捨て政策を取るべきではありません。
Oleg Elkov/iStock
編集部より:この記事は茶請け氏のブログ「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」2025年10月30日のエントリーより転載させていただきました。