トランプと習近平が電話会談。トランプは4月に中国を訪問し、習近平も来年中にワシントンを国賓訪問が決定した。
トランプは「習近平の台湾問題についての立場を理解」とのこと。習近平は、米中が第二次世界大戦での連合国であったことを想起させ真剣勝負に出る。高市さんの「おかげで」パンドラの箱があいたようだ。
来年は米国と中国のグランドディールの年になりそう。トランプが日本に来たときに天皇陛下にも国賓でないといってお茶だけで皇后陛下も出てこずとかいった粗略な扱いのツケも出るかもしれない。
台湾も日本もトランプのいうG2体制を止められないかも。大東亜共栄圏が別のかたちで実現するのをみるはめになるのを防げるだろうか。
こんなときに高市嫌中路線はウクライナでのヨーロッパ嫌ロシア路線と同じように置いてきぼりのおそれ。駐日大使のリップサービスなどなんの意味があろうか。
そもそも超大国でなくともそれなりの国のトップに外交的でない平手打ちを食わせるなど、どんな場合でもいいことはまずないのである。
私には高市さんの運命はトランプとプーチンのあいだのゼレンスキーのようにみえる。メローニははるかにしたたかな性悪だが、その性悪さは政治家にとって美徳だ。高市さんは人が良すぎる。
トランプは高市にパシリをやらせて台湾を犠牲に通商上の利益を中国から得る作戦か。安倍首相の習近平国賓招聘懐柔プロジェクトはトランプに引き継がれた。極東の平和とアメリカの通商のためにはいいことか。
習近平に喧嘩を売っている高市は安倍路線とは逆に全速力で走っている。その結果は、アジア太平洋を米中G2で山分けすることになり、日本は蚊帳の外か。高市さんは自分で何をやっているか分かっているのか。
トランプ米大統領と中国・習国家主席が会談 トランプ大統領と習国家主席 2025年10月30日 中国共産党新聞より
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