恒例となったひろの年初の10大予想。当たる年は8割、ハズレが多い年は5割程度の確率ですが、主観一杯の予想なのでああだ、こうだ言わずに正月の娯楽として気楽に読み飛ばして頂ければと思います。
では今年のひろの10大予想です。
1 株価上昇は何時まで
高山病になるかも。投資歴50年を超えてきた私から見ると今の株価は8合目から9合目に見えます。バブルの時もそうでしたが株価がピークを迎えるのはメディアが総強気になり、アナリストも専門家も口をそろえて「上がる!」と言ったとき。私はいつも言うでしょう、「人の行く 裏に道あり 花の山」と。なぜ株価が上がるのか、なぜ景気が良いのか、企業は本当に儲かっているのか、半導体需要の背景は何なのか、少し落ち着くべきでしょう。ただカネ余りであることは事実です。株価が下がった時、この溢れるカネがどこに流れるか、これがキーポイントになりそうです。
2 日本の物価上昇と金利上昇何時まで
2026年通じてずっと上昇します。物価については人件費の上昇が続き、企業は淘汰されます。上場企業は25年が125社減りましたが、26年は170社減ってもおかしくないです。その上、街中のあの店この店が閉店になるかも。街の飲食店はいよいよ「もう無理」。レッドオーシャン業種において人もいない、給与も高いじゃ儲からないのはどこも同じ。金利政策も植田総裁は「世界水準にキャッチアップする」勢い。ただ、個人的には移民をとらない日本の潜在成長率は2%前後で今後は成長率が更に下がるバイアスだすれば金利は上がってもあと0.5%が精いっぱいでそれがピークとなるかも。
3 高市人気は何時まで
まだまだ続きそう。高市氏就任直後、私は4年ぐらいやるんじゃないの、とコメントしました。それが正しいかはまだ3か月足らずのハネムーン期間ですから何とも申し上げられません。ただ、高い支持率はずっと維持できないのが世の常。一方、より高い支持率となるのは国威発揚の時。だけど日本で国威発揚は違和感あり、となれば国民は日々の生活に目線が戻るでしょう。「余は高石政権に満足じゃ」というのか、「あれ?」というかは国民感情次第。はっきり言えるのは高市氏が国民目線に近い存在で親しみがある点は今までになかった首相タイプともいえ、首相を国民が支えるという奇妙な関係が維持されそうです。
4 トランプ氏の雄叫び何時まで
体力も耐力も無尽蔵ではないです。昨年は就任早々吠えまくったトランプ氏。こういっては失礼ですが、バイデン氏と大して年齢が変わらないのにあのエネルギッシュさの違いは何だろうと思います。と言っても2年目は攻守交替で中間選挙という節目に向けて成果が求められる年。エプスタインにトランプ関税の最高裁判決、更には中国との関税交渉にウクライナの成果も求められます。ネタニヤフ氏との二人三脚も国際社会から見れば際どい立ち位置に見えます。トランプ氏の無尽蔵なエネルギーもいったいいつまで続くのだろうという一抹の不安がないわけじゃないのが今年です。
5 習近平氏の権力何時まで
習近平氏は2026年には確実に動きます。現在の任期が28年3月故に26年中に道筋をつけないと国内の長老との権力闘争に打ち勝てないのです。26年夏の北戴河会議で支持を得るべく下地を作り、11月の深圳でのAPECの主催は習氏の威信をかけたショーとしたいはずです。とすれば今年は前半から政策的に外交も内政も積極的に動く気がします。台湾へのプレッシャーも強く、日本とは意図的に距離を置き続けるかもしれません。ただし、世界がそれにどう反応するか、中国国内経済や世論がついて行けるのかが見極めるポイントとなりそうです。
6 ウクライナ問題何時まで
今年こそ停戦になるとみています。ゼレンスキー氏が大統領選を準備していること、プーチン氏が和平交渉に向き合い始めたこと、トランプ氏が中間選挙に向けて絶対に外せない成果になること。そしてノーベル平和賞も頂きたいという野望もあります。領土問題はどっちが所属するかの二択にせず、所属を規定しない共同統治エリア方式にしたらよいのに。ゼレンスキー氏のいうウクライナの安全保障は私にはよくわからないです。保険を買うようなものですが、保険はなかなか下りないのですよ。あとで約束が違うということは往々にしておきます。
7 AIブーム何時まで
まだ始まったばかり。だけど淘汰もありそう。収益に結び付くかわからないのに多額の投資を決めた巨大企業が多すぎます。一旦揺り戻し後、使えるAIがフォーカスされそう。それと再三言っているようにフィジカルAIが大きく伸びそう。日本では日立や富士通も参入を表明しています。雨後のタケノコのようにAIロボットが大ブームとなり熾烈な開発競争が展開されそうです。決め手は一体100万円程度までコストを下げられるかです。ここまで下がると人手よりロボットがはるかに安いという費用対効果が期待できます。日本は高級品開発が得意で安物を作るのは下手なのでマーケティング戦略を失敗しないようにしないといけません。
8 出生者数減少何時まで
ずっと続きます。2025年の出生者数は予想値が66.5万人程度。私の見込む2026年度の出生者数は63万人でひょっとすると27年は60万人を切るかも。理由は簡単。働く女子は物価高の最中に「男の面倒を見る余裕はない」。その背景は日本の男子は何もできなさすぎ。口ばかりで手が動かない。「アイロンかけて」といえば「クリーニングに出せばいいじゃん」は女子のお財布論からすると「許せない!」のです。金銭感覚や労働感覚が違い過ぎるし、AI時代になれば女子から「あなたのその仕事、ずっとあると思ってんの?」と言われかねない時代であり、男子に威厳が保てず、結婚に至らないこの風潮は変わる気配全くなし。
9 SNS全盛時代何時まで
自分だけのSNS時代?もあり。私を含めSNSをする人たちのモチベーションは皆さんと共有をしたいのだと思います。だけど炎上が続けば共有も何もないわけでSNSを閉鎖し、ごく身内だけのやり取りになるでしょう。「いくら炎上しても大丈夫」という鋼のメンタル所有者は少ないわけで弾かれた人達は何処に行くか、といえばAI君とチャットする日々になります。恐ろしく内向的だけどAI君はあなたの話をしっかり聞き、何時までも話しに付き合ってくれます。とすれば引きこもり全盛時代がやってくるのか、と思えなくもありません。高性能チャットポットが発売されたら、私も買います、絶対に。
10 健康ブーム何時まで
健康ブームはこれからが本番。なんだかんだ言ってもみんな健康で長く生きたいのです。アメリカでは本格的な肥満改善薬服用時代を迎え、50キロ減量なんていう話も出てきています。糖尿のクスリがベースで瘦身になれば日々の生活も明るく、食費も減るし、病院にかかる回数も減ります。併せて健康状態を数値で捉える傾向が強まり、高齢者の方が血液検査の分析結果を片手に自己診断する時代がやってくるでしょう。町医者に診てもらう前に自分で調べ、改善努力する、そして対処療法の西洋医学に対して自然治癒力が大事だという意識が高まればあなたも薬漬けから解放されるかも。
今年の予想には「何時まで」という思いを強く打ち出したのはどこかに無理があるような気もあり、果たして続くのかなぁ、という危うさと表裏の関係にある気がもするからです。もしもブレイクスルーするなら私は新時代入りと申し上げます。そういう点では今年は過渡期にあるのかもしれません。
2026年、何が起きても驚いちゃいけませんよ。
では今日はこのぐらいで。
Dilok Klaisataporn/iStock
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2026年1月2日の記事より転載させていただきました。