日経新聞「老後に医療費が高い米国から帰国し社会保障フリーライド」が大炎上

米国在住の高齢日本人が長年の海外生活を経て日本に帰国し、日本の社会保障制度を利用する事例をきっかけに、ネットを中心に「社会保障へのタダ乗り」との批判が燃え上がっている。具体的には長期間年金・健康保険料を日本で納めてこなかったにもかかわらず、老後になって日本の手厚い医療・年金制度にアクセスすることへの不満が拡大している。

【参照リンク】人生の最後は日本で 米国から「永久帰国」当事者の決断 日経新聞

人生の最後は日本で 米国から「永久帰国」当事者の決断 - 日本経済新聞
日本から海外に渡り数十年暮らした後、人生の最後は日本で過ごそうと帰国する人がいる。「永久帰国」とも呼ばれる。日本に帰る決断をした人はどんな思いを抱いているのか。米国から帰国した当事者らに話を聞いた。「18歳で米国に渡って60年間。素晴らしい人生だったよ」。杖を手にゆっくりと歩きながら姿を見せた男性は、まるで少年のように...
  • 日経新聞が米国で60年以上暮らした高齢者の「永久帰国」事例を報じて、ネット上で論争が拡大している。
  • 米国籍を取得した在米日本人が老後に日本に戻り社会保障を受けることを批判する声が強まっている。
  • 批判の中心は、長年日本で保険料や年金を納めていないことへの不公平感であり、特に現役世代が負担する社会保障費に対して恩恵だけを受ける「フリーライド」だという指摘がほとんどである。
  • 一部の論者は「医療費は若い世代の保険料と税金で支えられており、75歳以上による費用負担が大きい」として、老後帰国者が医療サービスを利用すること自体が批判されている。
  • 年金についても、長期間支払っていないのに受給できるのは不公平だとの主張が出ており、「保険料を一括納付しない限り給付を認めない制度」などの改革案が提案されている。
  • 批判の背景には、若い世代が高い社会保険料を負担している現状や、人口高齢化による社会保障制度の財政負担増への不安が根底にある。
  • 一方で反対意見としては「米国在住者は米国の社会保障制度に加入している可能性があり、日本の制度をタダ乗りしているとは一概に言えない」との反論も一部で見られる。
  • 日本では高齢者の医療・年金給付が社会保障支出の大きな割合を占めており、制度の持続可能性が課題となっている。内外の専門家は人口高齢化と制度財政のバランスを重視する必要性を指摘している。

今回の論争は、単に一部高齢者の行動への感情的な批判にとどまらず、社会保障制度の公平性、負担と給付のバランス、世代間の負担感という構造的な問題を突きつけている。在外日本人の帰国と社会保障利用をどのように扱うべきかは、制度設計の見直しと国民的合意形成が求められるテーマとなっている。