人気バンド「Mrs. GREEN APPLE(ミセス)」とファミリーレストラン「ガスト」のコラボ企画が、思わぬ騒動を巻き起こしています。ファンによるメニュー表の持ち去りが疑われ、店舗側が注意を呼びかける事態になったというのです。

「メニュー表を持って帰らないで」と店が悲鳴
10月22日から始まった今回のコラボでは、ミセスの藤澤涼架さんが考案した6品を販売。限定グッズや店内BGM、フォトパネルなども用意され、ファンの人気を集めています。
ところが、26日付の「週刊女性PRIME」によると、Xでガストの店舗に掲示されたとされる注意書きの写真が拡散。「ミセスのメニュー表をもって帰らないでください。困っています」と訴える内容でした。

ただし、実際に何人がメニュー表を持ち去ったのか、誰が持ち去ったのかは明らかになっていません。写真だけでミセスファン全体の行動と決めつけることはできません。
推しのグッズなら何でも欲しい?
今回のコラボでは、対象メニューを注文すると数量限定のマグカップやカトラリーセットなどが付いてきます。10月26日には、一部店舗で第1弾グッズの配布が終了したことも公式に発表されました。

これほど人気があるなら、店舗に置かれたメニュー表まで欲しくなるファンがいても不思議ではありません。しかし、欲しいからといって無断で持ち帰ってよいわけではありません。
そもそも、レストランのメニュー表は客に配る記念品ではなく、次の客も使う店舗の備品です。無断で持ち去れば、状況によっては窃盗罪が成立する可能性もあります。
ファミレスはファンだけのものではない
さらに考えたいのは、ファミリーレストランという場所の性格です。
ガストには、ミセスのファンだけでなく、家族連れや高齢者、仕事の合間に食事をする人も訪れます。コラボ商品を目当てに来店するのは自由ですが、一般客に迷惑をかけてよい理由にはなりません。
企業にとって人気アーティストとのコラボは集客の武器です。しかし、一部の客による迷惑行為や混雑への対応を現場の従業員だけに押し付ければ、企画の成功が従業員の負担増につながってしまいます。
推しを応援するつもりが、推しの評判を傷つける
もちろん、大多数のファンはルールを守って楽しんでいるはずです。問題は、一部の迷惑行為がSNSで拡散されると、ファン全体が批判され、アーティスト本人のイメージまで傷つきかねないことです。
限定グッズを買い集めるのも、好きなアーティストの写真を撮るのも自由です。しかし、他人の権利や公共のルールを踏み越えた瞬間、それは応援ではなく迷惑行為になります。
推しのためなら何でも許される。そんな考え方こそ、推しの価値を下げているのではないでしょうか。







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