11月3日に公開された山崎貴監督の『ゴジラ-0.0(マイナスゼロ)』が、好調なスタートを切りました。初日の興行収入は9億1000万円、観客動員は59万人を突破。興行通信社調べでは、日本で公開された実写映画の初日興収として歴代1位です。
アカデミー賞視覚効果賞を受賞した『ゴジラ-1.0』の続編だけに、期待の高さは格別です。公開直後の評判を確認すると、映像と音響への称賛が目立つ一方、脚本や人間ドラマには厳しい意見も出ています。
劇場で体感する怪獣映画としては高評価
本作は前作から2年後の世界を描き、神木隆之介、浜辺美波らが続投。新たに長澤まさみ、田中泯らが加わりました。山崎監督が今回も監督・脚本・VFXを担当しています。
観客レビューでは、VFXの進化や怪獣同士の戦闘の迫力を評価する投稿が見られます。Filmarksでも、映像と音響が生む没入感や、IMAXでの鑑賞体験を支持する声が寄せられています。自宅で物語を追うだけでは味わいにくい、劇場ならではの体験が支持を集めているようです。
映画評論でも評価は高く、シネマトゥデイの映画短評では、確認時点でライター7人の平均が5点満点中4.3。キングギドラとの対決を通じ、古典的な怪獣映画の魅力を広げた点などが評価されています。
感動を支えるドラマか、説明過剰な演出か
一方、映像への評価ほど一致していないのが、人間ドラマです。
観客からは、登場人物が感情や背景をせりふで説明しすぎる、大げさな演技が気になるという指摘があります。映画.comにも、怪獣の戦闘には見応えを感じながら、脚本や演出には不満が残ったというレビューが投稿されています。
評論家の間でも、人間の感情を豊かに描いたと評価する意見と、後半のドラマが弱いとする意見が併存しています。山崎作品らしい感情を強く押し出す演出が、今回も好みを分ける要素になっているといえそうです。
前作に何を求めたかで評価が変わる
ゴジラの登場や活躍をもっと見たかったという観客の声もあります。怪獣対決の迫力を認めたうえで、その長さには物足りなさを感じるというものです。
ここから浮かぶのは、前作のどこを好んだかによって、続編への評価も変わるという構図です。戦後を生きる人々の物語を重視するか、怪獣同士の戦いを期待するか。その配分への満足度が、感想の違いにつながっているのでしょう。
11月4日の確認時点で、投稿型レビューの評価はFilmarksが4.1、映画.comが3.8でした。ただし、公開直後で数値は変動し、投稿者も観客全体を代表するわけではありません。
現段階では、映像と音響を中心に高い支持を得ながら、物語の完成度には議論が残る続編と整理できます。記録的な初動で集まった観客の期待を、今後の口コミがどこまで持続させるかが注目されます。






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