失敗しないパーソナルトレーナーの選び方

内藤 忍

ヤフー!ニュースでパーソナルトレーニングを巡るトラブルが増えていることが報じられています。

トラブル例に挙げられているのは、体験レッスン時の強引な勧誘や、高額なサプリメントの強引な抱き合わせ販売など。トレーニング指導よりも売上を優先するこのような営業スタイルでは満足できるレッスン成果は期待できません。

この手の営業優先のジムではトレーナーのクオリティにも問題があることが多いと思います。パーソナルトレーナーは特別な公的資格がなくても良いので数週間の研修を受けただけの知識が浅いスタッフでもマンツーマン指導を行っているケースもあるそうです。

筋肉に関する解剖学や栄養学の正しい知識がないまま指導され、結果が出ないどころか怪我をしてしまっては元も子もありません。マシンやダンベルを使った筋トレは想像以上に危険が伴う運動です。

では自分に合った信頼できるトレーナーに出会うためにはどうしたら良いのでしょうか。

まず派手な広告をしている大手のジムは避けるべきだと思います。特に担当するトレーナーが毎回変わるようなジムではトレーナー間の指導レベルの差を無くすためにスキルの低いトレーナーに指導レベルを合わせています。

これでは定型的なトレーニングしかできず、自分に合ったトレーニングメニューが実践できずなかなか効果が上がりません。

また、トレーナーにはトレーニングのスキルだけでは無くコミュニケーション能力も必要です。通うのが楽しくなるようなトレーナーで無ければ結局行くのが段々億劫になってしまい継続できません。

厳しく追い込んでくれるトレーナーが良い人もいれば、優しくモチベーションアップをして欲しい人もいます。自分に合った指導方法を会話の中から見つけてくれるトレーナーは意外に少ないものです。

さらにパーソナルトレーナーを見つけると、そのお付き合いは5年10年といった長期になることもあり得ます。

こちらのトレーニングスキルがアップしていくのに合わせてトレーナーも日々研鑽を積んでレベルアップしている必要があります。向上心の無いトレーナーはいずれ満足できなくなる可能性が高いのです。

私はパーソナルトレーナーを探すなら知り合いから紹介してもらうのがベストだと思っています。個人で開業している人の場合、ネットで検索してもなかなか見つけられませんし、そもそも紹介以外は受け付けないという人気トレーナーも多いのです。

優秀なパーソナルトレーナーは、広告宣伝や無理な営業しなくても、口コミや紹介で人が集まってきます。

そんなひっそりと開業している優秀なパーソナルトレーナーであれば、強引な勧誘も商品の押し売りもありませんからトラブルとも無縁です。自分に合ったそんな人を見つけるのがパーソナルトレーニングで結果を出せる一番の近道です。

mapo/iStock


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2026年11月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。

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