アゴラブックス 6月の新刊

アゴラ編集部

アゴラブックスの6月の新刊が発売されました。

  • 池田信夫『新・電波利権:なぜ電波は浪費されるのか』 315円(税込み)
    iPadの登場で、通信の主流は無線ブロードバンドに変わろうとしていますが、そのインフラとなる周波数が足りません。今後5年で無線通信量は100倍になるともいわれ、このままでは日本の通信インフラはパンクするおそれがあります。他方で、テレビ局は必要なチャンネルの5倍近い周波数をおさえたままで、電波の90%以上は使われていません。アナログ放送の止まる予定の2011年7月は、この周波数割り当てを見直すチャンスです。本書では、電波がいかに浪費されているかを具体的なデータで明らかにし、IT産業が立ち直るための条件を考えます。

  • 蜷川真夫『田中角栄は死なず』 315円(税込み)
    小沢一郎氏が民主党幹事長を辞任したきっかけは「政治とカネ」でした。小沢的政治資金集めの手法は、その原点が田中角栄元総理にあると言われています。本書は、1976年に朝日新聞の記者だったJ-CASTニュース発行人の蜷川真夫氏が田中後援会の越山会をルポし、支援者たちのナマの声とエピソードをふんだんに盛り込んだベストセラーです。まえがきとあとがきに、「今なぜ田中角栄なのか」についての著者のメッセージがこめられています。今回の電子書籍版では、その後の田中エピソードを加筆し、当時の選挙ビラや後援会報、田中判決の号外などの資料も掲載しています。