冴えない大学の学生が、足切りにあう事がお約束の大学名を履歴書に記入し、似たり寄ったりのエントリーシートを同封して、揃って、討死している。余りに、「芸」の無さ過ぎる、お粗末な話では無いか。
人事部に拠る、一括採用では可能性無い訳で、それならば、最前線の営業の指揮官から、人事部に採用を働きかけて貰うとか、何か頭を使い、企業に対し揺さぶりをかけ、自らの手で可能性を創造すべきでは無いか。
その為には、大学でのキャリア一本槍では弱い。アルバイトでも何でも、実際に企業で2年以上勤務し、調査、企画の実績や、此の実務研修とリンクした形での、ネットを使ったキャリア形成の3本柱で、企業にアピールするのはどうだろうか。
企業は、昔の様に3年かけて新卒を、教育しようとは思ってくれない。此れは、裏を返せば即戦力が期待出来なければ、採用しないと言う冷徹な事実である。
即戦力は、実際に仕事をしてみなければ身に付かない。だから、大学生の出来るだけ早い内に、ベンチャーでも中小企業でも兎に角、アルバイトで潜り込み、実務経験を積む事である。
そして、仕事をしながら、生産性を上げるための、調査、企画に注力し、調査書や企画書を上司、経営者にどんどん上程する事である。
此れと併せ、大事な事は、アルバイト先の了解を取得した上で、自身のブログ、twitter、或いは、アゴラの様な所で、情報を発信し続ける事である。
アウトプットの意図は、一義的には多くの業界関係者の眼に触れる事で、結果、有益な情報を得る事が、可能と成る事。
又、この種コミュニケーションを通じ、業界キーパーソンと懇意に成る事、或いは、此の知り合ったキーパーソンから更にその先の、関係者を紹介して貰い、厚みのある、業界人人脈を構築する事にある。
2義的には、この種やり取りを通じ、業界で顔と名前を売る事である。決して忘れてはいけない事は、所属する大学名が決して売り物に成らないのであれば、代りの売り物を構築せねば、就職戦線を戦えぬと言う、直面する、当たり前の事実である。
一括採用を担当する人事部等、最初から無視するのである。そして、志望企業営業最前線の指揮官や商品企画、商流企画等企画のエキスパートに評価され、人事部に対し採用を強く働きかけて貰うのである。
こういう採用が一般化すれば、現在の新卒一括採用は過去のものと成り、現在、学生を落とす事に多忙な、人事部部員も不要の存在と成る。
此の実現に必要なものは、当たり前であるが、ネットありきの、大学生のキャリア形成の再考である。