「ちょっと何言ってるかわかんないです」~民放連がNHKのネット配信に反対する理由

2011年09月16日 12:17

日本民間放送連盟は、NHK会長の諮問機関である「NHK受信料制度等専門調査会」が策定したNHKの将来像を構想した報告書に対しての意見を公表しました。

民放連がNHK調査会の報告書に対する見解を公表、「受信料制度」「適正規模」など

民放連の公式サイトに掲載された全文

全体的に公共性を盾にして、民放連の願望を述べてるだけの文章なのですが、特に気になったのが「NHKのテレビ放送のインターネット同時配信について」のところです。

・ NHKのインターネット利用を一概に否定するものではないが、テレビ番組のインターネット同時配信の経費に受信料収入を充てることには反対である。
(中略)
自由かつ多種多様な言論が存在し流通するインターネット上に、強大な言論機関であるNHKの放送を受信料財源で特権的に配信しようとする構想は、言論・ジャーナリズムの多様性の観点からも慎重な検討を要するものと考える。
・ そもそも、情報の入手経路を専らインターネットに依存する若年層にもNHKの情報を届けなければNHKの機能・役割を果たせないとの主張は、NHKの独りよがりにつながる懸念さえ覚えるところである。
・ 報告書はインターネット同時配信にかかるコストに言及していないが、「あまねく普及義務」との関係で、NHKがインターネット同時配信を行う場合には相当なコスト負担が生じると予想される。そうしたコストまで受信料全体で賄うことは、受益と負担の観点から、著しく適切さを欠くのではないか。

(後略)

もうめまいがするくらい意味不明です。
「自由かつ多種多様な~」と、「そもそも、情報の入手経路を~」は「ちょっと何言ってるかわかんないです」としかコメントしようがありません。
「報告書はインターネット同時配信~」については、今や誰でもスマートフォン、ニコニコ生放送、ユーストリーム等で簡単に低コストで世界中にネットで動画を生中継できるのですから、NHKの受信料収入からすればかかる費用は誤差の範囲でしょう。もしどうしてもNHKがネット配信に受信料収入を使うのがけしからんというなら、地デジ難視対策衛星放送という衛星放送を使って地上波番組を送信しているのですから、NHKだけでもそちらのスクランブルを解除するのはどうでしょうか?スクランブルを解除するだけならすぐに経費ゼロでできます。

民放連がNHKのネット配信に反対する理由について、民放連の代弁をすると、
「そんなことしたらみんなネットでNHK見て地上波見なくなって視聴率が落ちて民放が困るじゃないか!しかもキー局とローカル局という体制が崩れて、電波利権にも影響するかもしれないだろ!」
という感じでしょうか。

NHKの松本会長はインタビューなどで、テレビ放送のインターネット同時配信について肯定的なコメントをされていたので、ぜひこのようなノイズに惑わされず、ネット同時配信を断行して頂くようお願いしたいと思います。

追記) どうでもいいですが、「ちょっと何言ってるかわかんないです」というのは漫才師のサンドウィッチマンの富澤さんがよく使ってる台詞です。

平成の龍馬(多田光宏)
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