津田大介さんに作ってもらいたい「日本海賊党」

多田 光宏

18日に行われたベルリン特別市議会選挙でドイツ海賊党が約8.5%の得票を得て、初めて州レベルでの選挙で議席を獲得しました。(ベルリンは市ですが州と同じ扱いになるそうです。)

Pirate party snatches seats in Berlin state election

ドイツ海賊党とはファイル共有ソフトの合法化やインターネットの検閲に反対することなどを政策に掲げている政党です。海賊とは本物の海賊ではなく、コンピューターのソフトウェアや音楽や映画などの違法コピーを俗に海賊版というところから由来しているようです。私は今回の選挙で初めて「海賊党」という政党があるのを知りましたが、2006年にスウェーデン海賊党が出来たのをきっかけに世界中に広まっているようです。しかしまだ日本には海賊党はないようです。


私はこの海賊党の存在を知った時、日本にこそ海賊党が必要なのではないかと思いました。例えば、ダビング10、まねきTV裁判、ファイル共有ソフト作成者の逮捕、違法コンテンツのダウンロード違法化、自炊代行業者への圧力など著作権の保護の名のもとに業界団体の都合のいいようにばかり行政が動き、法律が決まっているように思えます。

では日本で海賊党を作る現実的な方法はないかと考えてみました。
日本で海賊党に近い活動をしている団体といえば、違法コンテンツのダウンロード違法化反対やダビング10に反対する活動を行なっているMIAU(一般社団法人インターネットユーザー協会)ではないでしょうか。そのMIAUの代表理事である津田大介さんは日本のネット上では一二を争うほどの知名度や影響力を持った人物だと思います。すなわち津田さんが党首になり、日本海賊党を結党すれば、幅広い支持を得られて、国政選挙でも議席を獲得できるのではないでしょうか。津田さんは政治家になる気はないと仰っているそうですが、別に本人は選挙に出ずに政治団体を作って党首になり、別の人が選挙に立候補するという手もあります。

おそらく本人がこの記事を読んでも一蹴されるだけだと思いますが、一応提案してみました。

平成の龍馬(多田光宏)
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