ようやく原発事故へ国産ロボット本格投入か

石田 雅彦

原発事故へロボット技術が本格導入か。表題の通り、ホンダが「新型ASIMO」と「ロボットアーム」を発表しました。ASIMOは手の機能と認知の能力が格段に向上したらしい。こっちは「ギズモード・ジャパン」の記事。自律的な動きがスゴい、と書いています。これは「clicccar」の記事。原発事故現場に投入されるホンダ製の作業アームロボット技術を紹介。水素爆発でメチャクチャになり、高線量で人間が近づけない場所で複雑な作業をするそうですが、土台の移動部分はなぜか他社製らしい。原発現場に投入されるも断線した国際レスキューシステム研究機構のこれにでも乗せるのか。一方、「日本は危機的な状態です!」というブログでは、筑波大学発のベンチャー、サイバーダイン社のロボットスーツ「HAL」が原発事故収束作業員のために使われる、という記事を紹介。これにより過酷な現場作業が軽減できる可能性がある。いったいどうなってるんだ、と叱責されてきた国産ロボット技術なんだが、これらが原発事故収束に役立てばいいな、と思います。
That’s Life -Notes-
3代目「ASIMO」、登場


マスメディア。これは本当にそう思う。ネット上でよく「マスゴミ」などと罵倒されてる新聞やテレビなんだが、これまで彼らが果たしてきた同じ役割を誰かほかの存在が代替できるとは思えません。オンブズマンとか市民のNPO監視団体にしても、調査能力や広報力の点でマスメディアと同じ機能があるわけじゃない。市民の手の届かない存在の問題や不正を暴き、広く知らしめて事件を起こした側の責任を組織的に追及する、という社会の機能がなくなってしまったら、と考えると恐ろしい。フリー記者も無視できないが、やはり基本的に弱い存在だし、個人の力には限界があります。
なりあき YEAR BOOK
「記者が消えた街」 新聞についてあれこれ、とか。

電子書籍。Firefox。EPUB形式のファイルをパソコンで開くときに便利なツールを紹介。Firefoxは軽快なウェブブラウザなんだが、Evernote追加機能など、いろんな機能をインストールして付け加えることができます。これもその一つで、EPUBファイルの確認を簡単にすることができる。で、これは「ガジェット速報」の記事。各種アドオンが可能となったFirefox8リリースを報じています。
WEB2.0とパソコン
EPUB形式の電子書籍をパソコンで見る事ができるFirefoxアドオン「EPUBReader」

除染。本当に効果あるのか。表題は、千里の道も一歩から、と書いてあるブログなんだが、無限とも思える広大な面積をコツコツやっていくしかない、としています。しかし、そうした除染場所では普通の人々が普通に生活している。この「Everyone says I love you !」のブログでは、原発事故現場近くの子どもたちに健康上の影響が出ているとし、それが放射線のせいではないだろう、としつつも除染の効果や即効性に対する疑問から、子どもたちの早期の疎開を訴えています。一方こちらの「EX-SKF-JP」というブログでは、東京大学農学部名誉教授の森敏氏からの「飯舘村のジョロウグモは放射性銀を1000倍に濃縮」という情報を紹介。生態系の上位に位置する生物といえば我々も同じです。
www.さとなお.com
除染モデル事業を取材してきた

加齢。いつからオジサンか。人間いつまでも若い気分でいたいもんですが、気持ちははやっていても体がついていかない、なんてのはよくあります。この記事には、30代から心も体もオジサン化するので要注意、と書いてある。代謝機能が減退し、若い頃と同じ生活をすれば、それが加齢となって影響が出てくる、というわけです。
web R25
若者とオジサンの分岐点は何歳くらいなのか?

労働感。日本人はなぜ働き過ぎるのか。このブログでは「島耕作」を引き合いに出して、係長から社長的経営者的な意識で働いている日本人「正社員」の一つの姿を分析しています。ワークライフバランスという気持ちで働いてる社員が「腑抜け」てるわけはないんだが、今のように正社員と非正規社員の格差ができてくると、良くも悪くも正社員は「仕事漬け」を強いられる、というわけです。
hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
仕事漬け「社長 島耕作」のホンネ

暖房。寒くなってきました。道具の性質を知りつつ使ってる人間にとっては常識的な話なんだが、いざ節電で急に思いついて石油ストーブを導入した場合、危険なこともある、という記事。ブログ主はコタツを推奨。石油ストーブは電源喪失した際の非常用にしておいたほうがいい、と書いている。家電研究室だからか。しかし「石油ストーブ」という名前こそ危険。「灯油ストーブ」にしないと、間違えてガソリンを入れる愚か者も出る、というものです。
Sallyの家電研究室
節電で売れているという“石油ストーブ”、使うときの注意とは?

津波。ゼネコン利権か。タイの洪水から、ダムや防潮堤などの設備が逆に災害を呼び寄せるかもしれない、とするブログです。東日本大震災では津波の被害が大きかったわけなんだが、すでに各地で、津波対策の防潮堤を作れ、という声が高まっています。効果についてよく知り、その背景に何があるのかよく考えないと、またぞろゼネコン利権だけ高笑い、ということになりかねません。
Dendrodium
防潮堤は洪水排水堰にならないだろうか?

オリンパス騒動。一気に大炎上。表題ブログでは英語圏のTwitterつぶやきを紹介。「飛ばし」などのバブル崩壊期に常用されるようになった言葉がゾンビのように飛び交っている、と書いています。ここにきて、スポンサーに気兼ねして及び腰だった日本国内のマスメディアも、オリンパス経営陣が十数年も続けてきた粉飾決算、という犯罪行為にさすがに黙っていられなくなったようです。「JC-NET」の記事では「オリンパスの今後の問題点 気になるハゲタカの動き 監査報告書付」として、大暴落したオリンパス株を買いあさるハゲタカについて書いている。
[today’s news from UK+]
オリンパス、高山社長の会見の件(「世界」はどう見ているか)

TPPがいよいよ正念場へ、とは言ってもまだこの先どうなるかわかりません。国会やメディアと同様、ネット上でも賛成反対、いろんな意見が出ています。表題ブログでは、農業との関係でもむしろTPPへ参加すべき、としている。今後の交渉で決めていけばいい、と書いています。「Joe’s Labo」というブログのTPP推進のリンク集でも、まっとうな社会人なら反対する理由などあるはずもない、と述べている。また「ほろ酔い浅慮」というブログでは、TPPでは自民党も国会で政府を攻めきれない理由を解説。既得権者同士の様子見と駆け引きが混在した内紛状態です。一方、反対論から「異常な日々の異常な雑記」では、外圧で既得権が取り払われるわけだが、取り払われたら困る規制まで取り払われる危険性、について書いている。お寒い日本政府の交渉力からすると不安は払拭できない。「志村建世のブログ」も経済効率や合理性と国民生活を守ることを天秤にかけ、米国の例を引いてTPPを危険視しています。で、こちらは「超党派による参加表明見送り決議を巡る報じ方の異様さ」とする「moltoke_Rumia1pのブログ」。マスメディアの反対派に対する「偏向報道」を分析。こうした報道姿勢の背景に、圧力がかかっているか深謀遠慮なのかは不明。政府が参加表明したとしても、今後は参加国と議会の承認が必要なため、依然としてどうなるかわからない、ということです。
きまぐれ発言
TPP亡国論のウソ