「原発関連死」の原因をつくった人々

2013年09月12日 00:27

島薗進氏のツイートが、多くの人々の批判を呼んでいる。

「原発関連死 さらに121人」東京新聞9/11。これはこの半年の人数で総計は910人。実数はだいぶ多いはずと。http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013091190071146.html … 放射線の健康影響でなくて「不安」という心理こそが最大の問題という重松逸造、長瀧重信氏、山下俊一氏らの立場ではどう説明する?


彼は原発関連死の原因が「放射線の健康影響」だといいたいのだろうが、低線量被曝によって発癌するまでには平均25年、最低でも5年かかる。いま死亡したということは、放射線が原因ではないという証拠なのだ。

島薗氏は宗教学者だから、放射線医学に無知なのはしょうがないが、専門外の問題についてこれまでにも「ICRPの基準は信用できない」などと批判してきた。彼がその論拠にしているのは、なんとバズビーのECRRである。

原発関連死の最大の原因は、放射線ではなくストレスである。島薗氏のような(肩書きだけは大学教授の)素人が「放射能は無限に危険だ」というデマを流し、必要もない避難を長期にわたって続けさせたことが、多くの人々の生活を破壊し、910人もの犠牲をもたらしたのだ。

この他にもデマを流して被災者に不安を与えた連中は多い。震災から2年半を区切りに、被災地の人々にストレスを与えた著名人をリストアップしておこう。

  • 武田邦彦「もっとも危険なのは、圧力容器内の核爆発で、これを止めるには「ホウ素の投入」が必要です。ですから、「ホウ素」という文字が出てきたら、逃げる準備が必要です」

  • 早川由紀夫「毒の入った米をつくっている福島の農家は殺人者だ
  • 安冨歩「2.68人Svで一人死ぬ」
  • 泉田裕彦「放射性物質の管理を3月11日以前よりも緩めることにより健康被害を受ける人が出ることになれば、わかっていてやったら殺人に近いのではないでしょうか」
  • 宮台真司「スカイネットによれば、通常1000倍を超える放射能が福島原発から拡散中」
  • 上杉隆「福島・郡山に人は住めない。人が生活できる数値ではない
  • 岩上安身「お待たせしました。福島の新生児の中から、先天的な異常を抱えて生まれて来たケースについてスペシャルリポート&インタビューします。スクープです!!」
  • 小出裕章「今度の事故はチェルノブイリ以上の被害をもたらす。日本よりソ連のほうがましだ」
  • 広瀬隆「原発事故の拡大はもう止められない。このままでは大量死が出るが、うちの娘のサプリでなおる」
  • おしどりマコ「郡山4歳児と7歳児に甲状腺がんの疑い!」
  • 孫正義「現在、日本は歴史上最大の危機に瀕している。今回は、場合によっては千万人単位の人命がかかっている。」
  • 内田樹:「原発事故が起きた場合には、被曝での死傷者が大量発生する」
  • 肥田舜太郎「町田の子供が鼻血を出したのは原発事故が原因だ」

特別賞は、朝日新聞の長期連載「プロメテウスの罠」だろう。上の鼻血の話をはじめ、全国紙の1面に毎日、流言蜚語が流された罪は大きい。この他にも数え切れないほどあるので、思い出した人はコメント欄で補足してください。

追記:石井さんのアドバイスで、実害が最大の泉田を加えた。

池田 信夫
アゴラ研究所所長 青山学院大学非常勤講師 学術博士(慶應義塾大学)

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