佐川急便汚職事件と徳洲会疑惑の共通点

2014年01月17日 12:06

細川護煕元首相らの出馬表明で都知事選が盛り上がっています。しかし、そもそも猪瀬直樹前都知事が辞めたから、こんなバカげた騒動が起きることになった。徳洲会グループから5000万円を借り受けた猪瀬氏の疑惑は、まだ晴れていません。都議会はなぜか百条委員会の設置を見送り、追求を止めてしまいました。単に「猪瀬降ろし」だけが目的だったようで、あれほど騒いでいたマスメディアも徳洲会疑惑について口を閉ざしている。一方、東京地検特捜部は、猪瀬氏の政治資金団体などへ捜査を広げています。徳洲会がバラ撒いた金は猪瀬氏だけだった、と考えるのは単純過ぎるでしょう。


振り返るとこれは佐川急便の子会社だった東京佐川から金をもらったのが細川氏だけではなかったことを想起します。いわゆる東京佐川急便事件という汚職事件は、自民党の金丸信氏が東京佐川から5億円のヤミ献金をもらっていた、というのが本丸。しかし「兄貴分」の金丸氏を擁護した小沢一郎氏の関与も指摘され、当時、新潟県知事だった金子清氏、社会党の衆議院議員だった吉田和子氏や筒井信隆氏など与野党を問わず政界に広く金がバラ撒かれていました。

佐川事件により金まみれの政治家に対する国民の批判が巻き起こった結果、その後の細川連立政権の成立という「政界再編」へとつながっていきます。しかし、細川政権ができ、これで「政界浄化」が進められる、との期待を、当の細川氏自身が裏切ってしまう。あのとき、国民はそうとうな落胆を感じたわけで、政治不信がより一層深まった原因にもなっています。

東京佐川急便事件も政権交代や細川辞任といった「混乱」のドサクサに紛れ、その疑惑がすっきりと晴れたわけではありません。右翼がからんでるのも両事件に共通した構図なんだが、都知事が辞任し、都知事選が注目を集める中、徳洲会疑惑の解明がなおざりにされれば、またぞろ同じ轍を踏むことになりかねない。とかく大衆は忘れやすく、マスメディアはよく争点をすり替え、意図的な世論誘導をする。細川氏は「脱原発」をうったえるらしい。しかし、政治不信の「主犯」である候補が、いったいどの面を下げて立候補するというんでしょうか。大いに疑問です。

心に青雲
細川護煕よ、消えろ


ペットボトル症候群とオタク
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アゴラ編集部:石田 雅彦


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