ウクライナ情勢をよそに、こちらの市場は活況 --- 安田 佐和子

2014年03月04日 17:24

ウクライナ情勢緊迫化で世界株安が進んだ一方、債券市場や一部の商品市場だけでなくこちらも大幅上昇していました。

仮想通貨市場です。

百聞は一見にしかず、ご覧下さい。

chart

(出所 : coinmarketcap.com)

Mt. Goxの経営破綻後に切り返す動きが、加速中。ウクライナ情勢不安でも2桁以上の上昇幅を遂げているのは、中央銀行・政府を介さないためのか。投資の神様ウォーレン・バフェット氏に否定され、アメリカを代表するコメディ司会者ジョン・スチュワート氏に野次られても、仮想通貨へ資金流入が勢いづいているんです。

メディアが不安を煽ろうと著名人が批判しようと、ビットコイン支持者が投資の手を緩めない理由があります。

ビットコイン長者リストをご覧下さい。

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(出所:bitcoinrichlist.com)

1位が保有するビットコインはNY時間午前0時00分時点で14万4341枚、時価総額にして9728 万3302ドル(98億7390万円)に及びます。

一体、誰が持っているのか?ビットコインの生みの親とされるナカモト・サトシさん?

サイトのアドレスあるいはタグをクリックして飛んだページは・・。

「FBI Says It’s Seized $28.5 Million In Bitcoins From Ross Ulbricht, Alleged Owner Of Silk Road」。はい、FBIがビットコインの不正闇市「シルクロード」の所有者、ロス・ウルブリヒト容疑者から押収したフォーブス誌のオンライン記事に飛ぶのです。つまり所有者は、米政府というワケ。

そういえば、FBIがウルブリヒト容疑者から差し押さえた27万枚、1480万ドル相当したビットコインは、どのように売却されるか、まだ発表していないんですよね。仮に米政府がビットコイン市場を壊滅に追いやりたければ、Mt. Goxの経営破綻という混乱に乗じ売り叩く手があったはず。でも、あえて放置していたわけです。世界で初めてビットコインの投資ファンドを販売するファルコン・グローバル・キャピタルが米政府にラブコールを送ったものの、今のところ梨のつぶて。米政府は利益確保のためか他の手段を検討中なのか、未だにビットコインの最大保有者に居座り続けています。


編集部より:この記事は安田佐和子氏のブログ「MY BIG APPLE – NEW YORK -」2014年3月4日の記事より転載させていただきました。快く転載を許可してくださった安田氏に感謝いたします。オリジナル原稿を読みたい方はMY BIG APPLE – NEW YORK –をご覧ください。

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