Bitcoinを使う理由が見当たらない

2014年03月06日 08:44

いまだ収拾のつかないのがBitcoin騒動です。日本の交換所が破たんしたと思ったら、今度はカナダの「交換所」がサイバー攻撃にあって閉鎖したらしい。最先端の理論や技術があったとしてもハッカーたちの「ゲーム」から誰も逃れられない。交換所がある限り、こうしたイタチごっこが永遠に続くでしょう。当方はBitcoinを持ったことも使ったこともありません。専門知識もない。なので単に印象でしかないんだが、実際、今の「通貨」の何が不満でこうした「仮想通貨」を使うのか、そのへんが疑問のままです。


「仮想通貨」なら自分で持っておいてもいいのに、自分で持っているのは皆さん何やら不安らしく、交換所のようなところへ預けているようです。P2Pなら当人同士で取り引きすればいいのに、交換所が必要なのも不思議。Bitcoinが「通貨」であり既存通貨との違いがなく、電気代などを使って「発掘」という面倒な行為が必要で、先行利益が莫大なわりに後発組にはほとんど利益がないなら使う理由が見当たりません。

国家が通貨の発行権を独占的に持つ、ということは「紙幣を刷る独占的権利」ということに言い換えることも可能です。Bitcoinもシリコン上の「仮想」であるのがキモであり、実態を持つ「紙」ではありません。交換所が必要だということは、既存通貨の「価値」と取り替えなければ使えない、という皮肉な話になっています。ようするに、こうした「仮想通貨」を使う人というのは、自国の発行する通貨が不安な人だったり、既存通貨では具合の悪い人だったり、先行投資組で後発を増やして儲けたがってる人なんでしょう。P2P的に使っている人はごく少数で、もし使われているなら主に違法なブツの取り引きに利用されているんじゃないかと思います。

各国政府はBitcoinへの規制へ動き始めているようです。Bitcoinは「諸刃の剣」であり、その「匿名性」もネット上に限定される。ネット上の情報を政府が逆利用すれば、利用者の資金の流れを手に取るように把握できる、という人もいます。実は既存通貨にも「匿名性」はあり、この点で別にBitcoinにアドバンテージがあるわけじゃない、という人もいる。発行上限が決められているBitcoinは、国家がコントロールできない通貨です。通貨の流通量が増え続けることでグローバル企業が利益を得ているなら、Bitcoinでの取り引きなどムダ、と考えるでしょう。

すべての「通貨」は利用者の「信用」の上に成立しています。それで「通貨」の「価値」や「使用価値」や「価格」が決まる。これは米ドルでも円でも同じです。表面上、政府とは独立した中央銀行にしておいても、常に国家は「通貨」をコントロールしています。バブル化する「通貨」を赤字国債という形で付け替えたりもします。発案者や先行投資組が莫大な利益を得るために始められたBitcoinは、そもそもその動機が不純です。けっしてアナーキーでカウンター的な動機ではない。それは創始者がすでに雲隠れしていることでもわかるでしょう。

http://mgzl.jp/
自分はBitcoinにどんな未来を見たか


「HTML」を性病だと思っている人が10人に1人いるという事実が判明
Gigazine
まあ人口に膾炙している、という点で言えば、HTMLよりもHIV(ヒト免疫不全ウイルス)のほうがずっと耳なじんでいるんじゃないかと思います。普通の社会生活を送る上でも後者を知っているほうがずっと重要でしょう。それはともかく、この記事で紹介されているほかの事例のほうが興味深い。マザーボードを船のデッキと思っている、というのは当然そうなんじゃないのか、と逆突っ込みしたくなります。MP3だって映画『スター・ウォーズ』のロボットのほうがしっくりくる。自分の知識は自分の土俵なので、そこ以外の土俵とは違うことをよく理解しておきましょう。

Hot on the trail of cellular metabolism: Researchers unravel the function of cell proteins
PHYS.ORG
我々の細胞の中にあるミトコンドリアは、生命活動をするためのエネルギーを供給する機能を持っています。このミトコンドリアに5種類の「脱共役タンパク質(Uncoupling protein、UCP)」と呼ばれる物質があり、それぞれ番号がつけられて「UCP1」とか「UCP4」とかになっている。これらの「UCP群」が、カロリーの調整に重要な役割を果たしているのは以前からよく知られていました。たとえば、黄色人種が飢餓に強い遺伝子を持つことに関係したり、冬眠をする生物が低カロリー状態で冬を越すために使われているらしい。この記事では、これまで知られていなかった「UCP」タンパク質の機能性がわかった、と書いています。幹細胞やガン細胞の「UCP2」とか神経細胞の「UCP4」などです。こうした「UCP」群についてわかってくれば、病気の予防や早期発見、治療などに役立てることができる、というわけです。

グーグルハングアウト
すぎりおのがんばったるねん
GoogleにもLINEのようなWhatsAppのようなメッセンジャーアプリがあるんですね。Gメールを使ってる人も多そうだし、これはこれで便利かもしれません。Googleに囲い込まれるのは嫌なんだが、そうせざるを得ない圧力のようなものを感じます。

This Terrified Diver Prepares For Death As A Predator Approaches, When Suddenly…
Distractify
動物園なんかにいるアザラシやオットセイなんかの「海獣」は、芸をしたりヒョウキンだったり人気者です。しかし、彼らは凶暴な肉食獣の面を持っている。それはこの記事をみるとよくわかります。シャチが海洋の大型肉食獣だとすれば、小型の海獣は陸上で言えばジャッカルとかオオカミとか、そんな感じでしょうか。実際、ダイバーが不用意にアザラシに近づき、噛みつかれて重傷を負う、という事故が世界各地で起きています。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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