起業は「何をやるか」ではなく「誰がやるか」で8割決まる --- 内藤 忍

2014年04月04日 14:06

資産デザイン研究所を設立して仕事をはじめてまだ1年とちょっとですが、自分でやる仕事だけではなく、友人の仕事を応援する活動も積極的に行っています。

例えば、慶応大学時代に投資クラブの活動で交流があった西村琢さんが創業した体験型ギフトの会社「ソウ・エクスペリエンス」

神楽坂から上海へ日本のおもてなしを伝える活動にチャレンジしている岡田博紀さんが展開する「Kemuri」

そして、今週日本版が正式にリリースされた、ネット上の3Dデザインで10億通りのシャツが作れる「オリジナル・スティッチ」。これは、200種類近い生地から選んで、袖、襟、ボタン、プリーツ、イニシャルの有無など、シャツの細部までカスタマイズすることが可能。同品質のシャツと比べて3~4割安く、高品質のシャツが1万円以下で手に入るサービスです。

他にも、株式会社ホロスホールディングス代表の堀井計さんなど、何人かの友人の起業を応援していますが、ギフトに飲食にアパレスに保険と、ビジネスエリアには何の脈絡もありません。バラバラなビジネスを支援するのには理由があります。

それは、応援するかどうかは、「何をやるか」ではなく「誰がやるか」によって決めているからです。というのは、起業は「何をやるか」ではなく「誰がやるか」で、ほとんど決まる。ずっと、そう思っているからです。

例えば、4人しかいなかった創業時のマネックスに、外資系金融機関を辞めて参加しようと思ったのも、マネックスの事業内容よりも、大学時代の友人の松本大という人物が立ち上げたからというのが理由でした。同じネット証券の起業であっても、別の人が立ち上げていたら、きっと参加しなかったと思います。

ソウ・エクスペリエンスにしても、Kemuriにしても、オリジナル・スティッチにしても、すべて起業を決意した創業者の人たちに対するリスペクトがコミットメントの動機になっています。

だから、事業内容やビジネスプランについては、ほとんどタッチしていません。こちらで何かできることがあれば、サポートするというスタンスでお付き合いをしています。

起業というのは、常人の発想では成功するものではありません。凡人には想像できないような独創的なアイディアと、それを実現するための独自のスキルやノウハウ、ネットワーク、そして努力によって、事業を展開していくのです。そこには、起業家本人にしか見えないものがあるはずで、それは私のように傍から見ている人には見えないものなのです。

起業には極めて大きなリスクが伴います。それぞれのビジネスが成功するかどうかは、彼らの実力だけではなく、時の運や時代の流れなど不確定要素に左右されます。だからこそ、社外からのサポートによってできることがあると思っています。

ソウ・エクスペリエンスのギフトを購入したり、上海のKemuriに遊びに行ったり、オリジナル・スティッチのシャツを注文したり……。

彼らの強い想いが、世の中のたくさんの人に受け入れらることを祈っています。

編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2014年4月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。


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