「コピペ」はなぜ悪いのか

2014年04月24日 10:06

我々のような出版関係の人間は、常に「コピペ」の誘惑と戦っています。人に仕事を依頼した際も、抜き打ちでランダムな文節を検索にかけたりします。そうすると、某自称ジャーナリストのように、文章中に「半角空き」なんかまで正確にトレースして出てきたりする。恥ずかしいから止めましょう。バレたら業界で生きていきにくくなります。


どうしてもコッソリやりたいなら、微妙に「てにをは」を変えたり、文章の並びを変えたりしないといけません。しかし、そんな手間暇をかけるくらいなら、自分の頭で考えて手を動かして打ち込んだほうが速かったりする。当方の学生時代、デジタルテキストなどなかったので、図書館で借りてきた資料からいちいち手で書き写していました。もちろん、それも立派な「コピペ」なんだろうが、なんとなく断片的にでも内容はアタマに入ってきた。デジタルの「コピペ」はそれさえありません。

では、なぜデジタルの「コピペ」が悪いのか、と言えば、冒頭のような著作権に抵触するようなものや学術論文の「お作法」に反するものは論外として、学習や教育の側面からみると特に「単純なまるごとコピペ」は学習や教育に対して何の効果もないから、としか言いようがありません。それ以外は、単に倫理観や「恥」の世界になってしまう。また、人類の歴史は「コピペ」で成立している、という側面もあります。他人様の真似事をする過程で、オリジナルのものが誕生したり新たな発見が生まれてきたりする。

いわゆる「STAP細胞」騒動で一気に批判の矢面にさらされている「コピペ」文化ですが、今の学生たちに抵抗はないんでしょうか。そもそも「コピペ」が悪いこと、という観念もないのかもしれませんし、教育者の側にも「コピペ」を防ぐことのできる課題を出せるスキルはなさそうです。罪悪感さえなければ防止することは難しい。そのあたりの基本的な倫理観から教育し直し、教育者の側のスキルを確立しなければならないとしたら、これはかなり膨大なコストです。

ITmediaニュース
“コピペ論文”深刻化 判定ソフト導入の大学、研究機関が急増


iPhoneアプリの作り方講座で生徒の年収がなんと5倍に
Gigazine
これってけっこうな「タイムラグ」のような気がします。なにかと言えば、パソコンからスマホなど携帯端末への移行。あらゆるものが今やこの流れにドッと乗っている。まだパソコンが主流だと思っていると、足元をすくわれかねません。アプリも同じ。スマホやタブレット端末用アプリ開発のノウハウを持つ企業や個人は、まだそれほどたくさんいません。これはチャンスかも。米国では、iOSアプリの作り方を学んだ人の年収が5倍にもなったらしい。元の金額が1万5000ドルほどだったので、そもそも低かったんだが、それでもたいしたもんです。しかし、同じことをやる人も急激に増える。競合が少ないうちに稼ぐか、そうした人たちを束ねるビジネスを考えておいたほうがいいでしょう。

モールス信号、80年間の交信に幕 三崎漁業無線局
カナコロ
すでに公的機関での使用が終了しているモールス通信ですが、アマチュア無線やこうした一部業界ではまだ残っているようです。このモールス通信、CW(Continuous Wave、電信電波)とも呼ばれ、一部に熱烈なマニアがいます。こないだテレ朝『タモリ倶楽部』でも紹介されてました。当方もほんの少しならできる。あまりにも有名な「トトト・ツーツーツー・トトト」。「SOS」です。

リモートで愛猫をモニタしながら遊んでやれるKittyo, わずか一日でKickstarterの目標額を突破
TechCrunch日本版
こういうのってニーズがあるんですね。確かにネコってのは、たまにじっくり遊んでやらないとストレスをためる動物です。日常的に散歩なんかが必要なイヌほど、かまってちゃんじゃないんだが、室内飼いの場合は特にそう。これは、遠隔操作で遊んでやる、というアプリです。アプリそのものより、むしろクラウドファンディングですぐに目標額を上回る金額を集めた、ということのほうがニュースでしょう。

4 Army units heading to Eastern Europe
ArmyTimes
オバマ米大統領が来日中ですが、この記事によれば、米軍は4月22日に東ヨーロッパへ4個歩兵部隊を増派しました。この部隊は、イタリアのベニスに拠点を置く第173空挺旅団の一部。もちろん、ウクライナ情勢をにらんでのことです。また、黒海には二隻のフリゲート艦などを配備するらしい。これに対してロシア空軍が、抗議の意味からか低空で至近距離まで接近する飛行を繰り返しているそうです。同様に、ロシア国境付近では空中給油機が作戦行動を起こすなど、陸海空からロシアへの軍事圧力を強めている。偶発的な危機が起きなければいいんですが。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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