やっぱり、金融資産と実物資産のバランスが資産運用の基本 --- 内藤 忍

2014年05月26日 11:33

昨日、午後から「これからの時代に必要なお金の勉強会」に出かけてきました。

独立系投信会社のリーダーである、さわかみ投信の澤上篤人会長

創業24周を迎え、99%の入居率を誇る日本財託の重吉勉社長

バンガードを組み入れたファンド運用を実現したセゾン投信の中野晴啓社長

成長を続ける日本リーディングコンサルティンググループの早川周作社長

それに、私が加わって、5人で4時間近くに渡っての対談形式。100名以上のお客様にお集まりいただきました。


澤上さんと、中野さんは金融資産の運用のプロ。そして、日本財託の重吉社長は日本の不動産投資のプロ。それぞれが、金融資産と実物資産の魅力やリスクについて率直にお話されていました。司会進行の早川さんは、個人投資家としての目線で、それぞれの登壇者に切り込むというパターンで、来場された方にもわかりやすい内容だったと思います。

しかし、このセミナーに出席して改めて確信したことは、資産運用は金融資産と実物資産の両方を俯瞰(ふかん)して、それぞれをバランス良く保有することの重要性でした。

投資信託や株式にも、不動産にもそれぞれの投資のメリット・デメリットが存在します。それぞれの資産の特性を理解し、資産全体の中にどのような比率で配分するかを考えていく。

金融資産だけ、あるいは不動産だけというように、特定の資産だけを対象に投資をすることは、より良い投資機会を見過ごしてしまう危険性があるということです。

残念ながら、日本においてこのような全体を俯瞰して資産配分のアドバイスができる人は極めて限られています。銀行や証券会社の窓口で相談するのは論外ですが、金融のプロと言われるファイナンシャルプランナーでも、大半の人は金融商品のアドバイスだけに偏っています。また不動産業界は、それぞれの地域に特化して販売をしています。

マレーシアのコンドミニアムと日本の株式投信をどのように組み合わせたら良いか

アメリカの不動産と太陽光投資はどちらにタックスメリットがあるのか

ワイン投資と金投資のメリットデメリットはそれぞれどうなのか

このような異なる資産を横断的にまたぐような、資産運用のアドバイスを受けられる機会はほとんどありません。

投資対象が多様化し、資産運用の目的も個人個人で多様化する中で、それぞれの人に合った資産運用の方法をアドバイスするには、幅広いお金の知識と経験が必要です。

お金に関する、大局的で明確なソリューションを提供することには、大きな価値がある。今まで自分が思っていたことを再認識することができる貴重な機会になりました。

編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2014年5月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。


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