発達した積乱雲に要注意の季節です

アゴラ編集部

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梅雨も後半に入り、大雨が降りやすくなっています。6月24日には大気の状態が不安定になった東京都下の三鷹で大粒の雹が降り、話題になりました。大量の雹が地面に積もり、街は季節外れの銀世界になったわけです。


積乱雲の中は強烈な上昇気流が巻き上がっているんだが、雨粒が上空で氷の粒になります。それが重力で落下し、気温が高くなると再び水になって雨が降る。しかし、氷の粒が集まって大型化すると溶けないまま地上へ落下し、雹や霰になる、というわけです。

積乱雲は別名「入道雲」ともいいます。入道というのは、頭を丸めて坊主にした人、つまり仏門に入った人のことです。積乱雲の上部がモクモクと丸く、まるで坊主頭のように見えることからこう呼ばれた、というわけ。俳諧の夏の季語に「雲の峯」という言葉がありますが、まさに山の峯のような感じでモクモクと上空へ伸びていく雲です。

この積乱雲、丸いまんじゅう型の積雲が大きくなると「雄大積雲」となり、これがさらに発達して積乱雲になります。気温の高い夏は、強い上昇気流によって雲を形作る水蒸気が空の高いところまであるため、こうした巨大な雲が発達するんだが、大きな入道雲の場合、ジェット機が飛ぶのよりずっと高空まで届き、地球の中緯度地域では約8000メートル、熱帯などの低緯度地域ではなんと1万6000メートルにも達するらしい。

大河の周辺など、水蒸気がたち昇る場所には、それをエネルギーとして巨大な入道雲ができます。関東地方では利根川、四国では吉野川、九州では筑後川といったところによくみられます。こうした地域では、「板東(ばんどう)太郎」や「四国三郎」、「筑紫二郎」などというように入道雲に特別な愛称をつけることも多いようです。

バフショップスタッフの日記
関東甲信 引き続き大気不安定 激しい雨や落雷、ひょうに注意


3 Subtle Differences Between Workaholics and High Performers
BUSINESS INSIDER
ワーカホリックとハイパフォーマンスな人の3つの違い、という記事です。ワーカホリックな人は自分の評価を他者に依存しているんだが、ハイパフォーマンスな人、つまり効率的に働く人は自分自身で自分を評価するので客観的に自分の能力を判断できる、などなど。こういうのを読むと、仕事中毒な人って残念、というのは洋の東西を問わないようです。

「YouTube」が遂に60fps再生をサポート、非常に滑らかな“Battlefield Hardline”と“Titanfall”の60fps映像が公開
doope!
これまで30fps(フレーム/秒)までが限界だったYouTubeで、コマ数が向上した、という話です。そういえばどうもカクカク感があったYouTubeの原因はこれだったのか。記事中にあるゲームトレイラーの60fpsを見ると、かなり滑らかになっているのがわかります。限定公開らしいので、リンクがきれちゃうかもしれません。

ニコン史上最高画質のフルサイズ一眼、「D810」デビュー
ギズモードジャパン
これ欲しいです。高感度側はもう充分なので、ISO32とかの低感度が可能、というのはスゴい。CanonはいまだにISO100が最低。前の型はもっと低くできたんだが、低感度ノイズが解消できないんじゃないか。デジタル一眼では、もう完全にNikonがCanonを逆転しました。
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Nikon「D810」の製品カタログより

Not much force: Researchers detect smallest force ever measured
PHYS.ORG
これまでで「最小の力」を計測した、という話です。どれくらい小さいかといえば「42 yoctonewtons」らしい。この「yoctonewtons」という単位は、10のマイナス24乗ニュートンです。で、1ニュートンは「1ニュートンは、1キログラムの質量をもつ物体に1メートル毎秒毎秒(m/s2)の加速度を生じさせる力」だそうです。よくわからないんだが、とても小さな力、というのは感じる。この発見により、原子間力顕微鏡(Atomic Force Microscope、AFM)技術が発展するんじゃないか、と書いています。


アゴラ編集部:石田 雅彦