「慰安婦記事」で大誤報した朝日新聞リンク集

2014年08月26日 12:29

「慰安婦記事」の訂正を表明した朝日新聞に対する批判が鳴り止みません。8月23日、24日のアゴラ夏合宿の懇親会でも、参加者から様々な意見が出ていました。また、アゴラ運営のインターネット放送「言論アリーナ」でも「朝日新聞『大誤報』を検証する」という番組を制作。また本日8月26日には、自民党参議院議員、片山さつき氏、ジャーナリストの長田達治氏らの出演で「慰安婦問題をどう解決するか」を放送します。


アゴラでは以前より、池田信夫氏が中心になって朝日新聞の報道姿勢に疑問を呈してきました。「慰安婦記事」訂正以前より、池田氏はたとえば「朝日新聞という病」という論考で集団的自衛権を巡る報道の異常性を指摘。読者層の高齢化や東大卒の新入社員がゼロになった背景などについて書き、また原発の再稼働問題についても池田氏は「大島堅一氏と朝日新聞の知らないサンクコスト」というタイトルで朝日新聞の偏りぶりを批判しています。

さて、朝日新聞の「慰安婦記事」訂正問題ですが、朝日新聞の紙面に記事が出た8月5日には、すぐに池田氏が「朝日新聞がやっと認めた慰安婦デマ」というエントリーを上げ、「謝罪」しない朝日新聞に猛省を促しています。さらに、翌日には「朝日新聞は慰安婦問題の本質を直視せよ」とし、朝日新聞が問題の「本質」だと主張する「踏みにじられた女性の尊厳」は、問題のすり替えと批判。歴史認識の「無知」や偏向が朝日新聞にある、と書いています。

いったい、なぜ朝日新聞がこうした「リベラル」の姿勢にこだわり続けるのか、池田氏は、これが戦前から続く同紙の「伝統」だと分析し、朝日新聞の『革新派』が戦争を主導した」というエントリーでは、同紙の幹部記者らが戦前の陸軍統制派による国家社会主義へ接近したことに端を発しているのではないか、と論じています。また、その延長線上には世論や読者を煽動しつつ戦争へ駆り立てた朝日新聞のような存在があるわけで、池田氏は「軍だけで戦争はできない – 『昭和陸軍全史』」で、その背景とメカニズムについて分析しています。さらに「なぜ90年代に慰安婦問題が出てきたのか」では、冷戦構造の終焉により日本における「左翼陣営」の攻撃のテーマとして戦争の総括や戦後処理、また慰安婦問題が挙げられ、体制批判に利用されたのでは、と考えています。

以下、ここ最近の池田氏による「慰安婦問題」と朝日新聞関連の主なエントリーです。このほかにもたくさんありますが、各記事の下に関連記事紹介欄があるのでご利用下さい。
朝日新聞というフリーライダー
福島みずほ氏にネトウヨが質問すべきだったこと
国連の誤解を逆輸入する「人権派」弁護士
朝日新聞の最後の逃げ道
慰安婦問題は朝日・福島・吉見の共同制作
慰安婦問題はいかにして脱線したか
朝日新聞が逆に入れた「システム1」のスイッチ

一方、池田氏以外のアゴラの執筆者では、石井孝明氏が「朝日新聞、慰安婦問題は「女性の人権」? 嘘つくな」で、朝日新聞の欺まん性を指摘し、また「朝日新聞は原発事故報道も誤りを認めよ」というエントリーでは、同紙の原発事故関連の連載企画「プロメテウスの罠」のデマ的要素を指摘しています。石井氏は、こうした「デマ報道」により、どれだけ被災地や日本の負担を増やし、国益を毀損しているか、朝日新聞は直視せよ、と猛批判しています。

また、岡本裕明氏「朝日新聞は「誤報」放置の「落とし前」をどうつけるのか」、渡辺龍太氏「朝日の廃刊は時間の問題」、半場憲二氏「朝日新聞と従軍慰安婦問題」、梶井彩子氏「偽善の朝日新聞に『女性の人権』を説く資格なし」、倉本圭造氏「『朝日新聞的なもの』にトドメを刺すための出口戦略(前編)」といったように、アゴラではこの問題に関して多くの著者の議論を掲載しています。ただ、批判一辺倒でもなく、山城良雄氏の「敢えて朝日新聞を擁護する」などのエントリーもあり、言論プラットフォームであるアゴラの上は議論百出といった様相を呈しています。

この問題についてはアゴラでは、まだ継続して原稿を募集しています。みなさんの活発な議論に期待します。

また、アゴラ編集部では、今回の一連の騒動に関する記事を英語かハングルへ翻訳していただけるボランティアを募集しています。よろしくお願い申し上げます。

アゴラ
慰安婦問題は日韓の「情報戦争」


米国人の人質解放を仲介したカタールと米国の関係
アメリカ ウオッチ Yuko’s Blog
先日、いわゆる「イスラム国(IS)」にとらわれていた米国人ジャーナリストが「処刑」され、世界に大きな衝撃を与えました。イスラム過激派やそれを表向き標榜している組織にとって、身代金はうま味のあるビジネスのようです。しかし、米国はテロリストとのいかなる妥協や身代金の支払いを拒絶している。この記事では、こうした米国の姿勢を紹介し、中東の盟友、カタールとの関係を分析。カタールといえば「アルジャジーラ」なんだが、実は「イスラム国」にもカタール経由で武器が流れている。これは、カタールが反カダフィや反アサドの政策をとり、それへの対抗勢力であるイスラム過激派を支援しているからです。反アサド勢力へ渡した米国製の武器が「イスラム国」で利用されている、というアイロニーがここにも出ている。カタールは一方でパレスチナの過激派ハマスも支援し、なかなか複雑で危険、奇妙な政策を採っています。

What are the advantages of being married to a physician?
HEALTH SYSTEM
8月23日、24日のアゴラの夏合宿にも若い医師が参加していたんだが、これは医師と結婚することのメリットと結婚生活を続けるヒケツについて調査した米国ミシガン大学のリリースです。医師が多忙なのは米国も同じなようで、相互に助け合うこと、価値観の共有などが重要らしい。でもこれって医師に限りません。

Scorpion kit converts a Harley V-Rod into a reverse trike
gizmag
三輪車、というのは「トライク(Trike)」と呼ぶんだが、幼児が乗ってる三輪車は後輪が2輪です。しかし、前輪が2輪、という三輪車もある。ドイツの航空機メーカー、メッサーシュミットもかつて前輪2輪の小型車を作ってました。これは米国の「SCORPION TRIKES」が発売したハーレーダビッドソンを前輪2輪にするキット。価格は5000ドル。けっこうど迫力です。日本の道交法にも三輪自動車の規制があるんだが、これはハーレーなので大型自動二輪の免許でヘルメット着用すれば乗れるんでしょうか。しかし「車輪の幅が460mm未満」という規制に外れるので、ひょっとすると普通免許でも乗ることができるかもしれません。このへん、要確認、といったところでしょう。
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Students Aren’t Getting Enough Sleep—School Starts Too Early
The Atlantic
学生の夏休みボケは洋の東西を問わないようです。休み中、夜更かしと寝坊の習慣が続くと、朝起きて学校に行けなくなる。休みが終わるたびに、宵っ張りの朝寝坊の習慣を元に戻すことを繰り返すわけで、スマホなどが出回った昨今、青少年の睡眠時間はどんどん少なくなる。この記事では、休みが終わってしばらくは始業時間を遅らせたらどうか、と書いています。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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