『もしもしにっぽん』裏話 ~ 制服と男のおしゃれの巻 --- 中村 伊知哉

2014年10月09日 09:22

きゃりーぱみゅぱみゅさん主演の「もしもしにっぽん」。
 
ICHIYA’s POP EYE、「制服と男のおしゃれ」の巻。

日本のポップカルチャーを創り出しているのは女子高生。ファッションも食べ物も、彼女たちがブームを作ります。


その女子高生のファッションが海外からカワイイと注目されています。特に制服に人気があります。海外にも、日本の女子高生が着る制服姿のコスプレイヤーが多いですよね。
 
かつて学生の制服は大人から支配される規制の象徴でした。しかし最近はとてもファッショナブルになり、好まれるようになりました。だから私服の学校でも、自分で買った制服っぽい服を着たりします。

でも、だからといって、みんなまるっきり同じスタイルじゃイヤで、ちょっと目立ちたい。そこで、少しアレンジします。ほんの少しスカートを短くしたり、見えないところにアクセサリーをつけたり、靴下に工夫をしたりします。

ぼくが着ている羽織も、ウラに派手な模様があります。昔から、見えないところでオシャレしていたんです。なにがしかの規制を受けて新しいファッションが産まれるというのは、昔も現代も同じ。

いま世界に進出しているゴスロリファッションも、一つの制服のようなもの。おそろいのファッションスタイルとなることで、新しい価値観をもったともだちを作ろうとする。コミュニティ作りのためにファッションが使われているんですね。

男の子もおしゃれ。同じスタイルの人が少ない。とても個性的で斬新な格好をするんです。男性用ブランドがたくさんあって、ファッション雑誌も数えきれないほどあります。それも、男子中学生向け、高校生向け、大学生向け、20代向け、40代、50代、と全部分かれています。

カジュアル、ストリート、古着、といったジャンルにも分かれている。腕時計、靴、アクセサリーなど専門の雑誌もあります。もちろん、ぼくのような和服の雑誌もあります。不思議じゃないですか?

男性用の化粧品もたくさんあります。それも香水やいい香りのするヘアトニックだけでなく、匂いを取るためのスキンケア製品や汗をふくシートなどに人気があります。男性が眉毛を揃えるキットも売られています。

東京のティーンズは一ヶ月の小遣いの8割をファッション代につぎこむという調査結果もあります。驚異的でしょ?

日本人は、コミュニケーションが下手で、無口だという印象があります。海外の会議やパーティーでも、あまり発言しません。だけど実は、自分を着飾って、表現したいという気持ちは昔から強い。言葉ではうまく表せなくても、ファッションで表そうとするんです。

日本のティーンズのファッション、注目してみてください。


編集部より:このブログは「中村伊知哉氏のブログ」2014年10月9日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はIchiya Nakamuraをご覧ください。

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