いつも同じ顔ぶれが集まる意識高い系イベントの壁を打ち破るには

今日は今夏最大のイベントと自分の中で位置づけていた「こども@ホーム推進委員会(愛称:こどホーム)」のキックオフイベントが開催されました。


公式HP:
http://kidshome.jp/

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当初60名定員で想定してスタートした本イベント、最終的には120名超の参加者が集まって大盛況で幕を閉じました!

ゲストは特別養子縁組の「愛知方式」発案者にて、児童養護分野の第一人者である矢満田篤さん(御歳81歳、愛知から参上!)、東京都職員かつ自らも養育里親である竹中勝美さん。

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講演内容のすべてを記すことはできませんが、当日の模様はこどホーム公式HPなどで後日レポートさせていただきます。

こちら分野に興味・ご関心のある方はぜひとも矢満田さんの著作、あるいは私のブログ過去ログなどもご参照くださいませ。


私の過去ログはこちらから。
http://otokitashun.com/tag/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E7%9A%84%E9%A4%8A%E8%AD%B7/

本イベントの目的は沢山あったのですが、私の中でそのうちの最重要項目の一つが、ビジネスで言うところの

「新客獲得」

でした。

こうした社会的問題を取り上げるイベント・シンポジウムには、議員になってから数多く参加をしてきましたが、その分野ごとに

「いつも参加者が同じメンツになりがち」

なことが、正直なところ非常に気になっていました。

こうした問題に取り組む方々は熱心で、正義感も強い人が多いのですけれど、そのために外から見ると参加へのハードルが高くなりがちです。
いわゆる「意識高い系のイベント」というやつですな。。

社会的問題を解決するには、世論の後押しが欠かせません。
一見さんお断りな雰囲気を醸し出すのではなく、

「ちょっとでも興味があれば、気軽に参加してください」
「できることから、少しずつ一緒に始めていきましょう!」

という風に一人でも多くの人、特にライト層を巻き込んで「自分事」化していく。味方を増やしていく。
これが社会変革のキーポイントではないかと思っています。

その点で今回は、100人を超える一般参加者のうち、こうしたイベントで数多く講師を務めてきたお二人に

「7割、8割の参加者は見たことのない顔だった」
「非常に若い人が多くて驚いた」

と言っていただけたのは、ある程度の成功だったのかなと思います。
しかし個人的な反省点としては、こうしたライト層がリピーター・味方になるためには、もう少し「エンタメ性」と「自分事化」の要素が足りなかったかなあ…と感じている次第です。

こうしたことを言うと怒られるかもしれませんが、重く苦しい社会的話題に関しても、ある種のエンタメ性を少しだけ加えて、「気軽に」「誰もが」取り組めるような雰囲気・仕組みを作っていきたいなあと思っています。

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講師のお二方を始めとして、今日まで支えてくれたこどホームメンバーのみんな、ご来場くださった皆様方、本日は本当にありがとうございました!

これは単なるスタート地点。政策実現・現状の改善に向けて、今日出来たつながりを元にしっかりと取り組んで参ります。

それでは、また明日。

おときた駿 プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 31歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、地方議員トップブロガーとして活動中。

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