分権改革。次の一手はメガソーラーによる住民自治 --- 井上 貴至

2015年11月11日 06:45

○「我が町は、外国人が多いから、道路標識のローマ字を大きくしたいんです。」
●「ダメです。府省令で道路標識の文字の大きさは、全国一律で決められています。」

数年前までは、こんなやり取りが、大真面目に繰り広げられていました…。

「地方分権」といえば、少し難しいかもしれませんが、国が全国一律に決めるのではなく、地方自治体が地域の実情に合わせて自ら決めること。国の基準は、高度経済成長期より前に決められたものがほとんどですから、時代の変化に合わせていく取組でもあります。

この「地方分権」の追い風を受けて進められているのが、
長島町の「ぐるっとフラワーロード」。
flower
これまで県が管理していた道路を町が自ら管理
島一周、四季おりおりの花を楽しむことができます。

こうした取組が評価されて、平成26年には、内閣府から、長島町役場の職員が「地方分権改革の旗手」に選ばれ、町長が事例発表しました。地方分権改革の旗手は、全国でも100人あまり。長島町の先進性がよく分かると思います。
megasolar
この度、自然エネルギーのまち長島町では、未活用の山の上の土地を活用して、メガソーラー(長島夢追い元気発電所)を設置しました。

ソーラーパネルは、なんと約8200枚。
発電出力は1990キロワット。
年間の売電収入は、9,000万円を予想しています。

自治体がこの規模のメガソーラーを運営するのも珍しいのですが、すごいのはこれだけではありません。

売電収入をぐるっとフラワーロードなどに充てるほか、1世帯あたり約1万円を、町内に57ある自治公民館に補助金として交付。各公民館の自治を強力に進めていきます。

これまで地方分権は、どちらかといえば、
●国から都道府県、市町村へ
●都道府県から市町村へ
という組織の中の権限(団体自治)が注目されていたのですが、

長島町では、団体自治に加えて、
町役場から公民館へ(住民自治)を進めていきます。

みんなで語り合って、いい町をつくっていきたいです。

◆地方分権の意義とは?
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/67567848.html


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<井上貴至(長島町副町長(地方創生担当)プロフィール>
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68458684.html

田舎暮らしはキャリアアップ!長島町で働く仲間を募集中。
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68471295.html
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「かっこいい長島」を伝えたい
編集長やってます!【長島大陸食べる通信】
http://taberu.me/nagashima/


編集部より:この記事は、鹿児島県長島町副町長、井上貴至氏のブログ 2015年11月10日の記事『地方分権改革の旗手・長島町の次なる一手は、メガソーラーで進む「住民自治」』を転載させていただきました(見出しはアゴラ編集部で改稿)。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『「長島大陸」地方創生物語~井上貴至の地域づくりは楽しい~』をご覧ください。


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