美濃加茂市のポスター問題について

2015年12月06日 12:00

美濃加茂市で、 http://www.j-cast.com/2015/11/30251926.html のような問題が起きた。

日曜日の緩いネタとして、こういう問題がエスカレートする理由と解決策について考えてみたい。


■ 立場で分けてみる(あくまで比喩)

いろんな立場があるけれど、ややこしいのでざっくりと4つに分けてみる。

フェミ国
ポスターを人権侵害と考える人たち
フェミ国の人たちは、オタ国の滅亡(国教の改宗)を望んでいる。オヤジ国の奴隷化も望んでいる。人口は少ないけれど核武装している過激派の出羽守。

リア充国
他の3ヶ国に全く関心のない人たち
リア充国は、自分たちのことが重要で、他に関心がない人たち。

オヤジ国
オタもフェミも良く分かってない保守的な人たち
オヤジ国は、文句ばっかり言ってくるフェミ国が嫌い。オタ国と若干の経済交流があって発展するなら良いけれど、オタ国と付き合うことでフェミ国がこれ以上文句言ってくるなら、そのぐらいの経済効果は諦めるという日和見。

オタ国
ポスターを批判するのは、自分たちを差別していると考える人たち
オタ国は、新興国で、フェミ国と対立関係にあり、リア充国を精神的に憎んでいる(が、相手にされていない)

■ 今回の問題は

オヤジ国(地方都市の観光協会)とオタ国が組み、空白地(田舎)の経済発展をもくろんでフェミ国で禁止されているオタ国の宗教画を掲げました。それがフェミ国に見つかり大批判を受けたというものです。
(嫌ってはいても)フェミ国に逆らえないオヤジ国は速攻で逃げたけれど、オタ国は兵を送り込んでフェミ国と対決しました。

オタ国とフェミ国は、同じような小競り合いを何度も繰り返しています。このまま小競り合いを繰り返せば、本格的な戦争に発展しかねない事態です。

オタ国が、自衛戦を望んでいるのか、領地拡大を望んでいるのかは、私には分かりませんが、このまま開戦すればオタ国は滅亡しかねない。
オタ国の滅亡を避けるには、オヤジ国・リア充国と同盟が不可欠ですが、オタ国の国教に殉じようとするかの如く、孤立無援でもフェミ国に小競り合いを仕掛けていきます。
私には玉砕したいとしか見えません……。

■ 不快は迷惑行為

オタ国民が、他国の支配地域でオタ国の常識で行動すれば、それは「キモイ(気持ち悪い)」と罵られます。
それは差別ではないのです。

例えば、オヤジ国では飲酒が許されています。
オヤジ国の支配地域の居酒屋では、酔ってエロトークをしても、ほとんどの場合は許されます。
しかし、リア充国の支配地域で同じことをすると、「臭い・キモイ」と言われます。
オヤジ国で許されていたことをしたとしても、リア充国では許されませんが、それは差別ではないのと同じです。

相手を不快にさせたということは迷惑行為で、迷惑行為に対する抗議は、差別ではないのです。

「オッサン臭いからそばによるな!」と罵られても、「申しわけございません」としか言えません。
もし、それをみたオヤジ国民が、「同志のピンチ」と集まって、

オヤジ国民:「そばって何センチか」
リア充国民:(おびえて)「1メータ……」
オヤジ国民:「じゃあ101センチでついて行ってやる!」

って暴れたらどうなるでしょう?
あり得ないでしょう?

今回のような問題が起きたとき、オタ国がとる対応はそんな感じです。
他国民から見れば、あり得ないほどキモイです。

「不快である」というのは主観で、普段からフェミ国やリア充国と良好な関係を築けていれば、「オヤジ国では酔っ払いは許されているから、今回は許してあげよう」と、ハードルが下がることもあります。しかし、揚げ足を取って「101センチでついて行ってやる!」なんてやったら、次はもっとハードルが高くなる。

オヤジ国もフォローのしようがないですし、オヤジ国から見てもキモイ(気持ち悪い)です。
リア充国から見たらもっとキモイ。
フェミ国では受け入れられる内容ではなく、「絶対に滅亡させてやる」と決意させるきっかけになるわけです。

既に、ハードルはいっぱいまで高くなっているから、あの程度のポスターが大問題になるし、フェミ国は、法規制という核のボタンに指を掛けたままです。

なぜ、

「不快にさせて申しわけございません。行き過ぎました。」
「でも、今回は既にスタートしてしまっているので、何とか許してくれませんか」

って言わないの?

全員が全力で謝るけれど、ポスターは引かない。
ポスターは引くけれど、全員でゲリラ戦をやる。
(ゲリラ戦は、核を使う気の相手には無意味ですよ)

どちらが得策でしょう?
私は、謝罪しまくって、引かなかった実績を積み重ねるべきと思いますけれどね……。

オヤジ国の住人は、何らかの行動をするときには、必ず目的があって、それを忖度し合って進む社会なのですが、私には、オタ国が何を望んでいるのか全く分からないのです。

■ 犯罪が起きたとき……

オヤジ国は酒を飲む人が多く、たびたび問題を起こします。

例えば、忘年会で酔っ払った勢いでセクハラ(犯罪)をやって大問題になったりしたら、新年会は中止になるでしょう。

酒を飲む人は、グチグチと注意を受けます。
それに対して、

「酒飲みは、みんな犯罪者というのか!」

と食ってかかるのは、明らかに逆効果です。
オタ国以外では、直接関係なくても、

「気を付けます」
「申しわけないです」
「飲み過ぎないようにxxの対策をします」

と宣言することで、「自分は犯罪とは関係ない」ということ表明する文化になっています。

しかし、オタ国では、(屁)理屈を捏ねることで「自分は犯罪とは関係ない」と表明する文化のようです。

オタ国には、それなりの人口がいて犯罪をゼロにすることは不可能でしょうから、いずれまた、犯罪を犯す人が出ることになりますが、そのときには、フェミ国から、「オタ教を禁止すればなくなる」と提案が出されるでしょう。
そのとき、オタ国は、フェミ国に自分たちの文化の通り、(屁)理屈で対抗しようとするでしょう。
それは猛烈な逆効果です。

なぜ、

「私たちも犯罪を認めているわけではない。
仲間から犯罪者が出ないようにxxxxといった対策をします」

と言わないのか?
その提案を、フェミ国・リア充国に浸透させれば、オヤジ国も援護射撃ができるのです。
それなのに(屁)理屈を捏ねたら、オヤジ国もリア充国も、フェミ国に賛成せざるを得なくなる。

オヤジ国は、かつて、「OLのお尻を触っても減るもんじゃない」が通用するほどの絶対的な力を持っていました。しかし、自分たちの正当性を信じて、フェミ国に対し一切妥協せずに攻めた結果、現在のポジションになってしまいました。

オタ国が、なぜ、同じことをするのか理解できません。
国教に殉じて玉砕するのも潔いですが、本当に玉砕を望んでいるのですか?

オヤジ国と同盟し、リア充国とフェミ国に賛成しないように協調することができれば、オタ国は一定の繁栄が約束されます。分かりあう必要はないし、差別されているという被害者意識を持つ必要もありません。冷静に、戦略的に妥協点を見つけること、協調できるポイントを見つけることが重要です。

オヤジ国は、オタ国よりもっとひどいので、オタ国の絵ぐらい何とも思っていませんが、「フェミ国が許すわけがない」ということは身に沁みていますし、感情に任せて暴れている姿は、純粋にキモイのです。

……それにしても、対立する内容がおっぱいの画像ぐらいですむ日本は、本当に平和ですね。

株式会社ジーワンシステム
生島 勘富
mail:info@g1sys.co.jp
twitter:@kantomi

追加:少しおかしな言い回しを修正しました。

アゴラの最新ニュース情報を、いいねしてチェックしよう!
生島 勘富
株式会社ジーワンシステム

アクセスランキング

  • 24時間
  • 週間
  • 月間

過去の記事

ページの先頭に戻る↑