全国のみなさま、豊橋の補助金50万を使ってください

長坂 尚登

もちろん豊橋を含む全国のみなさま、先日こんな記事を書きました。

豊橋市「来年110周年だから、1イベント50万円バラまいちゃうよ~」 – 愛知豊橋・長坂なおと のblog 

なぜ僕が「バラマキ」なんていう、穏やかでない言葉を使っているのか。

理由は、十分な数の応募がなく、ザルい審査が行われることがとても懸念されるからです。

50万円という金額なので、てっきり採択は数件かと思っていたのですが、確認したことろ、数十件規模の予算を考えている様子。 しかし、応募期限は2月5日(金)と約1ヶ月しかない。

豊橋市役所の似たタイプの補助金の応募状況からすると、非常に厳しいと思います。 おそらく、書類に不備がなければ、ほとんど通るような状態になるでしょう。

 – http://nagasakanaoto.blog.jp/151228.html

すると早速、海の向こうからこんな反応が。

いいですねー!地方ブロガーサミット in 豊橋、おもしろそう!

それにしてもさすがイケダハヤト師匠、感度高く&反応はやく、うれしいです。

さて、この補助金、ひとり(または1団体)1企画までしか応募できないので、僕がひとりでアイデアを抱え込んでいても仕方がありません。

こんなのできるんじゃないか」というのを、大放出しますので、どんどんパクってください。 みんなで豊橋をおもしろくできれば!

では早速、

その1.地元で手筒花火をあげちゃおう!
現実度:★★★★★

手筒花火とはこんな花火です。


豊橋市の伝統的な花火で、こちらは昨2015年11月に信州小布施の栗祭りで上げたものです。
もしかしたら、手筒花火初のドローン空撮かもしれません。

これ、あなたの地元でどうですか?

金額は移動距離と花火の数によりますが、国内であれば、50万あればどこでも10本は行けるのではないかな、と思います(沖縄は輸送が難しいかもしれません…)。

花火の制作・打ち上げなどは豊橋の煙火団体ができますが、地元で花火を上げる煙火消費の許可申請はそれぞれでやる必要があります。

長野・静岡・愛知は県内に手筒花火を上げる地域があるので、地元の消防署や警察署などだけで、比較的申請が簡単ですが、それ以外の都道府県だと、都道府県庁への申請も必要になります。

僕も10年前ですが、東京で申請書をつくったことがあります。 遅くとも打ち上げの2ヶ月くらい前から申請準備を始めた方がよいです。 都道府県によっては、上げられない土地があるかもしれませんので、まずは申請前に各都道府県のルールをご確認ください。

打ち上げる場所の広さは、手筒花火から半径30m-40mの保安距離(これも地域によってちがう)を取らないと行けないので、観客席まで含めると、小学校のグラウンド程度の広さが必要になります。

興味がある方は、下記へ問い合わせてみてください。 「豊橋市110周年事業の補助金で地元での手筒花火を考えている」と言っていただければ、たぶん、豊橋の煙火団体とつないでいただけると思います。

 – 観光振興課(産業部)|豊橋市
 0532-51-2430
 [email protected]
 http://www.city.toyohashi.lg.jp/2863.htm 

 – 豊橋観光コンベンション協会
 0532-54-1484
 [email protected]
 http://www.honokuni.or.jp/toyohashi/

その2.新商品「TOYOHASHI」を開発しちゃおう!
現実度:★★★★

もしあなたが飲食店や小売店されているならば、豊橋のゆかりのある食材や食品、素材をつかって、新メニューや新商品を開発してみませんか?

その商品名を「TOYOHASHI」や「THC110」などとして販売し、豊橋の110周年PRに一役かってください!

豊橋にゆかりのあるものとは、例えば、

  • 食材: トマト、キャベツ、青じそ、次郎柿、うずら卵、エディブルフラワー(食用花)、みかわ牛、みかわポーク、あいち鴨、無農薬レモン、アロエなど
  • 食品: 地酒、甘酒、ちくわなどの練り製品、ブラックサンダー、ゼリー、駄菓子など
  • 素材: 花、三河木綿、前掛け、刺し子など

他にも、この愛知県庁のサイトで「地域資源」と認められているものであれば、お墨付きなのでOKでしょう。
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 – http://www.pref.aichi.jp/soshiki/sangyoshinko/0000055790.html

開発後に販売する商品を製造するお金は、補助金が使えませんが、およそこのあたりまでなら使えると思います。

  • 開発にかかる費用(豊橋までの交通費、開発用の原材料費、パッケージなどのデザインに関する費用)
  • 新商品の発表イベントに関する費用
  • 新商品発表イベントのPRに関する費用
この新商品発表イベントというのが肝で、あなたのお店はもちろんですが、豊橋でも開催することで、応募対象の「多くの市民が参加できる事業」を満たすことができます。 食品系であれば、ふるまいなんかをやるのもいいと思います。

まだどうなるかわかりませんが、フランス・パリの日本料理屋さんがちょっと興味しめしていてくれたりしています。 パリで「TOYOHASHI」ってメニューが並んだら、アツい!

また、もしあなたが豊橋にゆかりのある加工品をつくっているならば、 中身は大きく変えず、110周年記念パッケージとして、デザインを一新するのも、ひとつの手だと思います。

地場産品をデザインで変える
、という切り口ではこのあたりが参考になります。

梅原 真さん|高知県 香美市|「Webマガジン コロカル」
おいしい東北パッケージデザイン展|JAGDA
ハピキラFACTORY
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 – バレンタインに和菓子をいかが?|Daily ELLEgirl
 – 地方は好き、でも住まない 女子2人が、東京から特産品プロデュース – withnews
 – 公式サイト
 http://www.hapikira.com/
梅原真さんや、JAGDA(日本グラフィックデザイナー協会)はなかなかハードル高いですが、ハピキラは彼女らが起業前からの知り合いなので、もし興味ある方いれば、つなぐことでます。

豊橋にゆかりのあるものについては、豊橋市役所のこのあたりの課へ問い合わせてみてください。

 – 農産物(食材や花)について: 農業企画課(産業部)
 0532-51-2471
 [email protected]
 http://www.city.toyohashi.lg.jp/2891.htm

 – 加工食品や三河木綿などの素材について: 商工業振興課(産業部)
 0532-51-2425
 [email protected]
 http://www.city.toyohashi.lg.jp/2856.htm

 – その他、わからなければまず: 産業政策課(産業部)
 0532-51-2640
 [email protected]
 http://www.city.toyohashi.lg.jp/2849.htm

その4か、その5まで書こうと思っているのですが、だいぶ長くなってしまったので、前後編にします!

この110周年補助事業の問い合わせ・申請窓口(担当課)はこちらです。

 – 市民協働推進課(文化市民部)|とよはし110周年 市民提案イベント補助金 募集
 0532-51-2483
 [email protected] 

では!


愛知豊橋・長坂なおと のblog より

プロフィール
長坂尚登|1983年愛知県豊橋市生まれ。
地元の時習館高校卒業後、東京大進学、コンサルティング会社で働き、10年間東京で過ごす。2012年にUターンし、商店街マネージャーとして、豊橋のまちなかを奔走。2013年から内閣官房より地域活性化伝道師を拝命。
2015年商店街マネージャーを退職し、豊橋市議に立候補。新人トップ当選で、現職(無所属)フェイスブックページ