萌えキャラで話題の蔡英文氏が、台湾初の女性総統就任へ --- 選挙ドットコム

2016年01月19日 06:00

世界のメディアが注目し、8年ぶりの政権交代で大きく盛り上がった台湾総統選挙。野党・民進党主席の蔡英文氏が与党国民党の候補らを大差で破り当選しました。1949年に総統が置かれてから初となる女性総統の誕生です。

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▲民進党は予想通りの得票数を伸ばす。世界からも多くのメディアが。(文・写真提供:青木大和氏 Twitter)

蔡氏は1月16日夜に記者会見し、政権交代だけでなく立法院でも過半数を得て「台湾人は投票で歴史に新たな1ページを加えた」と述べました。

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▲民進党の最終集会。もはや集会ではなくて、フェスであり、祭。(文・写真提供:青木大和氏 Twitter)

選挙の争点のひとつ「対中関係」においては、独立志向が強い民進党が8年ぶりに政権を奪還し馬英九政権が進めた対中融和路線が見直される算段が高く、中国の出方によっては東アジア情勢が緊張する可能性も。

日本に対しては、「経済や文化などの面で日本との交流をさらに深めていきたい」と述べ、対日関係を重視する姿勢を示しました。台湾総統選圧勝の蔡氏 対日関係重視の姿勢 NHKニュース

そんな注目の的で“台湾史上初となった女性総統”の
「蔡英文」ってどんな人なのでしょうか?


蔡氏は台湾大を卒業後、アメリカで修士号を、イギリスのロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで博士号を取得し、帰国後大学教授を務めた才媛です。1990年代に当時与党だった国民党の法律顧問を務めるなど政治に関わるようになり、2000年民進党が政権を初めて獲得すると対中政策に関わるようになります。2004年立法委員(国会議員に当たる)に当選すると、2008年には民進党初の女性主席に就任しました。2012年の総統選挙で惜敗するものの、二度目の挑戦となる今回の総統選挙で当選しました。かつて反体制的なイメージが強かった民進党の政策提案力を高め、党に清新なイメージをもたらすなど、民進党発展の立役者でもあります。

党公認で萌えキャラ化、日本でも話題に…


プロフィールを読むと硬派な人物に思えますが、実は党のマスコットにもなっており、そういった親しみ易さも今回の勝利に貢献しているのでしょう。
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▲民進党公式ホームページより

日本で大人気のスマホ党公認で萌えキャラ化ゲーム「艦これ」のキャラクターに似ていると話題になりました。

日本も女性首相の誕生はあるのか?


東アジアでは現韓国大統領パク・クネ氏が初めて女性国家リーダーとなりました。そして、今回台湾で女性総統が誕生しました。

では日本はどうか?残念ながら未だ女性首相は誕生していません。しかし、年々期待は高まっています。

2015年自民党総裁選挙で野田聖子氏の出馬が取り沙汰された時は、女性首相の誕生の期待も高まりました。また、ポスト安倍として呼び声の高い稲田朋美氏や、事業仕分けで一躍有名になった蓮舫氏など、候補は十分います。野田氏と蓮舫氏は昨年日経新聞のインタビューで、ヒラリー・クリントンの大統領就任が実現すれば、日本にもインパクトを与えると言いました。

今回の台湾女性総統誕生は日本の政治にもインパクトを与えるのでしょうか。

選挙ドットコム編集部

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編集部より:この記事は、選挙ドットコム 2016年1月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は選挙ドットコムをご覧ください。


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