舛添さんは就任前から都民に向き合ってなかった

2016年05月11日 06:00

どうも新田です。きのうテレビに出て話した「日本版トランプ」をもう少し深掘りした話でもしようかと思ったら、きのうは公人・著名人にとっては“恐怖” の火曜日。ええ、この日は水曜に発行を控えたセンテンススプリングのゲラが出回る日なんですが、ウェブマーケにも手を抜かない文春さんはご丁寧に予告編を記事配信してくれており、そのツイートが某有名IT企業での会議出席中に目に入った次第です。

(週刊文春WEB)舛添都知事に政治資金規正法違反の重大疑惑!

まあ、続報が出るとの予告は聞いていましたので、案の定というわけですが、西新宿エリア内での追及は、アゴラメンバーでもある、おときたやながせ両都議にお任せするとして、かつて都知事選に参戦した身として1つだけ指摘させてもらうと、舛添さんは、そもそも都知事選の前から、都政を担う覚悟、責任、そして何よりも都民に向き合う姿勢を真摯かつ謙虚に持っていなかったと思うのは、この件でも明らかだったよな、と思います。日本青年会議所(JC)関東地区東京ブロック協議会のフェイスブック(2014年1月17日)より。

【都民の皆さん、本当にこのままでいいんですか?】
18日に開催される東京都知事選挙、公開討論会において我々は主要立候補予定者に対して、粘り強く出演交渉を行ってまいりました。しかし、昨日16日、そのうちの1人舛添要一氏より、『主要候補者が出席しないうちは参加を見送る』とのご連絡を頂きました。これは我々が危惧する『後出しジャンケン』そのものであり、知名度や話題性ではなく都政に対する各候補者の具体的な政策を知り投票の判断材料につなげたいという都民の想いを無視するものであり、候補者自身にとっても決して有利には働かないと考える我々としては大変残念に思います。引き続き舛添氏にはご出演の交渉を行って参ります。皆様におかれましては我々の今回の主張を拡散していただくなどの方法で、是非応援のほどよろしくお願い致します。

はい、いわゆる公開討論会バックレ事件です。大本命候補がバックれる前代未聞の対応で、メンツを失ったJCさんの悲痛の叫びが今もなお痛々しい限りです。念のため、ここ最近の舛添バッシングのムードに乗っかって過去記事を掘り起こしたのではない証左として、私も当時、家入さんを担ぎ出した顛末を報告した記事の中で舛添さんと細川さんの不誠実な対応により、討論会が2度流れたことを追及したことは補足しておきます。

当時の状況を振り返ると、本命だった舛添さんが公開討論会に出れば、細川、宇都宮、田母神の3候補が手ぐすね引いて待っており、候補者間の議論であれやこれやと集中攻撃されるのは火を見るよりも明らかだったわけですが、どうやら選挙陣営が慎重運転に徹した判断をしたという噂も都知事選に聞いております。

まあ、私も小所帯ながら選挙をお手伝いした経験はございますので、そのあたりの裏事情は察してあまりあるわけですし、たしかに選挙参謀視点からすると選挙での勝利から逆算するという意味においては「妥当」だったのかもしれません。でも、その一方で、矛盾するようなことを申し上げるんですが、政治家というものは政策だとか、選挙での有利不利以前の前提条件として、自らの政治信念や、選挙区内の有権者に向き合う心構えや覚悟といった人間性がコアであるはずです。

そういうものは、時には、選挙参謀の入れ知恵を排してでも曲げてはならない原理原則のはず。仮に舛添さん本人が討論会に出る意向を持っていたとしても、陣営内で待ったをかけられて「バックれ」という選択肢を取ったことは、もうその時点で「都知事として都民に向き合う姿勢」が根本的に無かったのではないでしょうかね。

というわけで、ちょうど、次の都知事選を見据えて改めて基礎資料から勉強しなおしているところでした。

都知事

Amazonリンクも貼っておきましょうかね。まだ読んでいる途中で少し前の刊行ですが、都知事の歴史から都政の今日的な問題も含めて大変参考になりますよ。

都知事―権力と都政 (中公新書)
佐々木 信夫
中央公論新社
2011-01

 

 

ではでは。

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新田 哲史
アゴラ編集長/ソーシャルアナリスト
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新田 哲史
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